「お金より大切なものはあるか?」という問いに即答できないとヤバイと思いますが、お金がないと回らない社会構造になっている以上、お金の存在を無視できません。
お金より大切なもの?
お金で買えるものと、買えないものがある?
価値観は人それぞれですが、自分の場合は「時間」ですね。
「1億円出すから、人生を100年延長してくれ」とか無理だしw
お金の価値は、使い道で決まる。
「でんぢゃらすじーさん」というマンガの格言が、まさにその好例だと思いました。
●お金はお金より大切なものを守るためにある
(via 【深い】「お金はお金より大切なものを守るためにある」改めて見ると名言すぎぃ!!|オタクニュース)
小さい頃はよくわからなかったけども
— SU93391010 (@satoemon74) 2016年5月26日
今に読み返したら凄い深い話だったと思うんだ pic.twitter.com/Pm6kE41dZJ
『絶体絶命でんぢゃらすじーさん』は、曽山一寿による日本の漫画作品。
ドルマネー
金持ちばかりが住まう惑星・カネー星からやって来た宇宙人。
カネー星で唯一貧乏であったため、周りの者から過酷ないじめを受けていた。
その結果から分かったのは「世の中は金」であり、お金が沢山富んでいる地球に降り立つ。
その後、孫を倉庫まで誘拐し、じーさんに孫を誘拐したことを話し、身代金として100000000000000000000000000(100じょ)円を要求。
見つかりそうで見つけられない兵器・おっかねぇメーターを100まで満たすためには多量のお金が必要だったため、孫を連れ去った。
1位のために戦うじーさんと4位のために戦うドルマネーの激闘でこの世で大切な物、3位は夢、2位は友達、そして1位は家族と言う形であり「孫はワシの大切な家族だ」と教えられたと同時に、じーさんの拳に殴られた上におっかねぇメーターが0に到達し、それが消滅してしまったことで爆発し、普通の体付きへ戻り意識を取り戻す。
そしてじーさんから「お金は夢と友達、そして愛する家族を守るために存在する物」だと教えられた後、これからは愛する家族のために働くことを決意し故郷・カネー星へと帰って行った。
2009年7月28日発売 ISBN 9784091408242 ドルマネー
お金は「余暇」=時間を確保するための道具かな?
人・モノ・金という3大リソースに「時間」を追加したら、不可逆的なものほど価値が高いはず。
「お金を確保するために時間を使い、そのお金で時間を確保する」
という循環になっているけど、お金の必要量は、多過ぎず少な過ぎず、という丁度良い均衡点があるんだろうなー。
(via 悪いインフレは、本当に起きないといえるのか | 東洋経済オンライン)
平均の生涯給料は2億1765万円
日本のサラリーマンの平均生涯収入は2~3億円。
早めに2億円稼いでセミリタイヤするのが、お金と時間の丁度良いバランスなのかも。
●漁師と億万長者の話
メキシコの田舎町。海岸に小さなボートが停泊していた。
メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。
その魚はなんとも生きがいい。それを見たアメリカ人旅行者は、
「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」 と尋ねた。
すると漁師は
「そんなに長い時間じゃないよ」
と答えた。旅行者が
「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなあ」
と言うと、
漁師は、自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だと言った。
「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」
と旅行者が聞くと、漁師は、
「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。
戻ってきたら子どもと遊んで、女房とシエスタして。
夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね」
すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。
「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、
きみにアドバイスしよう。いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、
漁をするべきだ。 それであまった魚は売る。お金が貯まったら大きな漁船を買う。そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。
その儲けで漁船を2隻、3隻と増やしていくんだ。やがて大漁船団ができるまでね。そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。
自前の水産品加工工場を建てて、そこに魚を入れる。
その頃にはきみはこのちっぽけな村を出てメキソコシティに引っ越し、
ロサンゼルス、ニューヨークへと進出していくだろう。きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」
漁師は尋ねた。
「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」
「20年、いやおそらく25年でそこまでいくね」
「それからどうなるの」
「それから? そのときは本当にすごいことになるよ」
と旅行者はにんまりと笑い、
「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」
「それで?」
「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、
日が高くなるまでゆっくり寝て、 日中は釣りをしたり、
子どもと遊んだり、奥さんとシエスタして過ごして、
夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、
歌をうたって過ごすんだ。 どうだい。すばらしいだろう」
ありあまるお金があり、魚の一匹もつれない生活が10年続いても、億万長者となった漁師は、魚がかからない釣りをして、子供と遊んで、奥さんとシエスタし、夜になったら友達と一杯やって、歌を歌って過ごせるのです。
その生活の安泰さ、リスクのなさこそが、このおっさんが一生かけてビジネスを大きくした結果であり、彼の安全保障なのです。
もちろん、この億万長者は、そのビジネスを大きくするために、いろいろなリスクを取っているわけですが、それは、今漁師がさらされているリスクとどっちが大きいかというと、かなり微妙なものです。
漁師と億万長者の話で得るべき教訓は、本当は次のようなものです。
「お気楽な生活をしたければ、十分な余裕を持て。」
不安を背景として、安全保障を求め、そのためにお金を用意する。
極端なインフレでお金が紙クズにならない限りは、安泰な生活ができる。
ご存知の通り日本は借金がおよそ千兆も積み上がっており、これを減らすべく毎年2%程度インフレさせるように政府が頑張っている。
高々2%と思うかもしれないが、10年でおよそ20%、20年でおよそ50%である。
貯蓄するなら物価と連動して値段が上がり時間経過で価値が損なわれない土地や金等を購入するか、国や企業、人への投資が良い。
お金を得るためにどの程度時間を使うか?(働くか?)は、需要と供給の曲線と同じで、必要な分だけお金を作れたら十分だろう。
余暇も、自分のために使うだけでなく、余った時間は、他人のために使えば、無駄がなくなるだろう。
なるべく時間を無駄にしないようにして、効率的な仕事をするように心掛けたいですね。