スタート地点からゴール地点に至るには、時間と労力が必要です。
目標を達成するには、途上の通過点を1つ1つクリアしていく必要があります。
失敗とは成功へ至る通過地点であり、失敗から改善策を得ることが大事という話がありました。
若者へのアドバイス
明日、成功したいと思っても、それは不可能です。
来年までに成功したいと思っても。
しかし、10年後に勝ちたいと思っているならば、チャンスがあります。
社会で成功する為に必要なこと
前世紀では、人々は力で競い合っていたと思います。しかし、この世紀では力ではなく知恵で競っているのです。
もし成功したいなら、高い心の知能指数(EQ)を持つべきだと信じています。すぐに負けたくないなら、高いIQを持っていなければいけない。
しかし、尊敬を得たいなら、高いLQ——愛情(love)の知能指数——を持っていなければいけないのです。
「アリババの1001個のミス」
いま振り返ってみると、子どもの頃に向き合った問題は、どれも為になるものでした。
これまで何度も失敗してきました。30社以上もの会社に応募したのですが、全て断られたんです。どれも一切チャンスがなかった。
でも、これらは修行だと私は知っていたんです。
30歳まで、ずっと落ちこぼれだったのですが、諦めることだけはしませんでした。機会があると思っていたのです。
覚えておいてください。成功したいなら、他人のミスから学びなさい。他人の成功話は、聞かなくてもいいです。
どんなに賢くても、いつかは間違えるのです。他人のミスを学ぶのは、間違いを避けるためではなく、どう対処すればいいのかわかるようになるからです。
もし本を出すとしたら「アリババの1001個のミス」を書きたい。人生で最も重宝しているのが、失敗だから。
何をどれだけ成し遂げたのではなく、どれだけ苦労してミスと向き合ってきたのか——それが私の人生だから。
生存バイアスを抜きにしても、この人の姿勢はスゴイ!
レジリエンス(忍耐力)を高めるコツは、早急な結果を求めないこと(焦らないこと)?
便利なインスタントに慣れ切っていると、待つのが苦痛になってしまう。自分も変えていかないといけない。
結局、最後にして最大の障害って、自分自身の欠点なんだよね?(ため息)
- 人間は急には変われないから、成長には時間がかかる。
- 途中で諦めない。チャンスは巡ってくる。チャンスは自分で作ればいい。
- 失敗はそれだけでは無価値だが、学びの材料、改善策を得る機会に変えれば価値がある。
- もともと問題を持っていない人にはその答もない。避けられない失敗があるなら、その解決方法を予め知っておくことが得策。
Amazon創業者のジェフ・ベゾス氏は、スマートな成功者だと思います。
Alibaba創業者のジャック・マー氏は、苦労人だけど賢明な人ってかんじですかね?
彼らのやり方を見て、自分を改善していくためのヒントにさせていただこう。
- 作者: 週刊東洋経済編集部,秦卓弥,二階堂遼馬,田邊圭介,西村豪太,新藤真美,鈴木智,中野法子,川崎聡,筒井幹雄,小林由衣
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
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