以前、コロナ対策で飛沫感染を防止するために健常者も手話を活用しようと提案しました。
id:kako-jun さんから、障害者のための手話を健常者がそのまま使うのは難しいというご指摘をいただきましたので改善策を考えました。
今こそコロナ対策で手話を学ぼう! - 浜村拓夫(・∀・)作品集
筆者は手話を誤解してる気がする。手話こそ細かなニュアンスを唇で伝えるし、歯を指差す単語もあるのでマスクできない。手で空気が撹拌される上、口を動かした後に疲れて息を吸うから、筆談のほうがいいと思う
2021/07/19 10:47
読話(読唇)
聴覚障害者が、相手の口の動きなどから話を理解すること。
読話を行うときは、口の動きに加え、顔の表情、話の場面・文脈などの情報も積極的に利用して総合的に話の内容の理解を図る。
日本語には、同口形異音(タマゴとタバコ)や口の動きからは弁別が困難な音(チ、ジ、リ、ニ、シ、キ)があるため、口形のみで正確に話を理解することはむずかしく、聴覚の活用などと併用する。
話のなかで不明な部分を前後の文脈や場の状況などから推量する必要があり、疲労も大きい。また、聞こえの状態によって読話への依存度が高まるなど、読話能力の個人差は著しい。こうした制約はあるが、聴覚障害者にとって有効なコミュニケーション手段の一つである。
読話しやすい条件としては、(1)口の動きが明瞭(めいりょう)、(2)話のスピードはややゆっくり、(3)話し手との距離は1メートル前後、(4)話し手が前面から光を受ける、(5)受け手の言語能力に適した話し方、などがあげられる。
健常者同士が手話で会話する場合、障害者と全く同じ方法で利用する必要はありません。
従って、読話(読唇)がなくても、手話の使用は実現できます。
どうしても意思疎通がうまくいかない場合に限って、口から唾を飛ばさないように注意しながら、普通に発話すれば良いだけだからです。
それでも、全く手話を使わないよりは、少しでも手話を使って無言のコミュニケーションの比率を高めた方が、飛沫感染を防止できることは明らかです。
コロナ対策の健常者向け手話=指文字に限定
障害者向けの手話の全ての仕様を習得するには時間がかかります。
健常者同士が手話を使う場合、手話の全仕様の中から、「指文字」(基本となるアイウエオ50音)だけをマスターすればOKです。
とりあえず、手話単語の学習はやらなくてもOK。(学ぶとしても後回し)
表現のスピードは遅いですが、指文字だけでも最低限の意思疎通は可能であり、読話(読唇)なしでも会話が成立します。
また、学習範囲を絞ることによって、学習時間も短縮できます。
指文字(50音の手話)
- 濁音は、指文字を横に動かすことで「"」が付きます。例えば「ざ」は、「さ」の指文字を横に動かします。
- 半濁音は、指文字を上に上げることによって丸が付きます。例えば「ぱ」は、「は」の指文字を上に上げます。
- 促音は、指文字を手前に引くことによって表します。例えば「っ」は「つ」の指文字を手前に引きます。
- 拗音は、「きゃ」は「き」の指文字をした後、「や」の指文字を手前に引きます。
- 長音は、「ー」は上から下ろすことで表現します。
上記の動画を毎日見て、指文字を練習すれば、1か月もあれば覚えられるでしょう。
(記憶力の良い人なら1日でマスターできるでしょう。)
余力があれば、数字の指文字も覚えたら良いでしょう。
通信規格としての手話
コンピューターのネットワークでは、様々な用途に応じてプロトコール(通信規格)が開発されています。
プロトコルまたはプロトコール(protocol)とは、複数の者が対象となる事項を確実に実行するための手順について定めたもの。
もともとは「人間同士のやりとり」だけに関する用語であった。情報工学分野でマシンやソフトウェア同士のやりとりに関する取り決め(通信規約)を指すためにも用いられるようになった。
日本語に意訳した語としては、「仕様」「規定」「議定書」「儀典」などがある。
インターネットで広く使われている「TCP/IP」などが有名ですね。
手話も健常者同士がコロナ対策で使う分には、全てを網羅する必要はなく、仕様の一部(指文字)を取り出して、最低限の会話が成立すればOKです。
つまり、「コロナ対策」という目的がハッキリしているので、そのための手段として条件を満たせば問題ありません。
発話も併用
健常者同士で手話を使う場合、お互いに慣れていなくて、どうしてもうまく意思疎通ができない場合も出てくると思われます。
そんなときは、普通に声で会話できる健常者同士なので、便宜的に発話すれば解決します。
発話を併用するときのプロトコール(会話の手順)を作成しておきましょう。
1.スポーツの試合などで使われる「タイム」(一時停止)のハンドサイン(両手でアルファベットのTの文字を作る)を出す。
(いったん手話を停止して、これから発話するけどいいね、という合図を予め送る。唾を飛ばさないため、いきなり発話しないように注意する。)
2.口から唾の飛沫が飛ばないように、手やハンカチで口を押さえたり、マスクを着用してから、なるべく小声で話す。
3.コミュニケーションエラーを解消できたら、手話で会話を再開する。
お互いにメモ帳や筆記用具を持っている場合は、id:kako-jun さんの提案のように、筆談で補っても良いと思います。
健常者と障害者の壁を取り払う
健常者が指文字だけでも覚えたら、障害者と手話が可能になります。
指文字を覚えて、さらに余力があれば、手話単語をマスターするなど、手話の勉強を深めて行ったら良いと思います。
そうすれば、健常者と障害者の壁が取り払われて、親切な社会が実現できます。
せっかく既存の手話があるのだから、ゼロから新しい手話を開発するのではなく、健常者向けに学習ロードマップを作成して、学習コストも低減すれば良いのです。
実際には、手話学習の順番として、最初に指文字をマスターして、健常者同士が最低限のコミュニケーションを図れるようにするだけでも十分です。
手話の本
アイデア募集中
人類が知恵を絞れば、コロナを克服できるでしょう。
自分一人だけが手話をマスターしても、他の人が使えなければ手話で会話が成立しません。
みなさん、是非この機会に手話の指文字だけでも覚えて、健常者同士も手話で無言の会話をして、飛沫感染を防止しましょう。
世界に先駆けて、まずは日本が手話でコロナを克服する見本になりましょう!
もっと他に良いアイデアやアドバイス等があれば、是非教えてくださいね。
ご理解とご協力のほど、よろしくお願い致します。