新型コロナの影響でリモートワークが推奨されています。
ある会社のリモートワークの作業環境が紹介されていました。
半分ネタだとは思いますが、リモートワークの質を良くするために、音楽を活用する工夫が興味深かったです。
良質な遊び心
音声と映像とアクションの環境を整えることができました。あともう少しで小室哲哉になれるんじゃないかと想像しますと足りないものがあります。そうです、キーボードです。
AWS DeepComposer
私はピアノを引くことができませんが、このDeep Composerを使えば、強化学習によって様々な音楽を奏でることができます。そして何よりも、私のデスクトップにキーボードがあることで、クリエイターとしてテンションが爆上がります。
「AWS DeepComposer」って何だろう?と思って調べてみたら、これがすごいキーボードでした!
AWS DeepComposerとは?
https://aws.amazon.com/jp/deepcomposer/
AWS DeepComposerは、Amazonが発売しているキーボードです。
適当にメロディーを弾いたら、AIで作曲してくれるので、ピアノが弾けない人でも作曲ができてしまうという優れもの!
プロのミュージシャンから見たら邪道というか、ただのオモチャでしかないでしょうが、ユーザーの選択肢が増えるという点では「あり」ですね?
DeepComposerをきっかけとして作曲に興味が持てたら、次は自分で作曲を学び、AIではなく自分の意図で作曲できるようになれば良いだけです。
料金
気になる料金はこちら↓
AWS DeepComposer サービスを使用する場合、使用量に応じてお支払いいただきます。
最低料金や初期費用は発生しません。
毎月の AWS 請求明細書には、毎時間ごとのレートに基づいて、AWS DeepComposer を使用してモデルをトレーニングし楽曲を生成する際の AWS DeepComposer からの料金が表示されます。
AWS DeepComposer の使用開始の際、初めてのユーザーには 12 か月の無料利用枠があります。
このため、サンプルモデルを使っての新しい音楽の生成を無料でお試いただけます。
AWS DeepComposer には 30日間の無料トライアルも含まれており、この期間に初めてのモデルをトレーニングし、Generative AI Talent ショーに提出する新しい楽曲を作成することも十分可能です。
自分のパソコンやキーボードで弾く(入力する)なら、無料で開始できるようです。=30日間の無料トライアル
Amazon.com で AWS DeepComposer キーボードを購入すると (99 USD)、さらに 3 か月間の無料試用期間が追加されます。
Amazonが作ったAWS DeepComposer キーボードは、99ドルとのこと。
使用量単位でのお支払い
AWS DeepComposer 利用料金は、次のように時間単位の料金に基づいてお支払いいただきます。
アクティビティ 料金
AWS DeepComposer - トレーニング 1.26 USD/時
AWS DeepComposer - 推論 2.14 USD/時
利用料金は、練習時は1.26ドル/時、作曲時は2.14ドル/時、とのこと。
作曲は、1時間で2.14ドルなら、1ドル=108円で計算すると、231.12円ですね。
1分あたり、3.852円になります。
3分の利用だと、11.556円になります。
→これは曲の長さが3分なのか?AIの利用時間が3分なのか?
3分の曲を作るのに、6分AIが計算していたら6分の利用料金になるとか?
トレーニングを完了したら、新しいモデルに対して推論を実行し、入力した音楽フレーズに基づいて音楽を作成できます。
この音楽の生成 (または推論) には通常、約 1 分 (0..0167 時間) かかります。
AIの学習(トレーニング)を終えた後に作曲ができて、1回あたり約1分で曲が生成されるそうです。
=これは曲の長さじゃなくて、AIの利用時間という意味みたいでした。
紹介動画
https://www.youtube.com/watch?v=XH2EbK9dQlg
上記動画で、最後に登場したミュージシャンによるAI作曲の実例
https://www.youtube.com/watch?v=2vdg_45HsTo
YouTuberによるレビュー(英語)
https://www.youtube.com/watch?v=dSnDjfz-i8s
試作曲(曲の断片)を聴いてみたかんじ、いまいちなかんじでしたw
→一応それっぽい伴奏を付けてくれていますが、ちょっとしょぼいような気がしました。
AIで作られた楽譜を、さらに人間がリミックスして改善していくという作業手順が必要そうです。
AIで作った伴奏を元に人間がギターを弾いたり、歌ったりすれば、一応楽曲として成立してますね。
それでも、素人が曲っぽいものを用意するには、まずはこれでも十分かと思われます。
ちょっとしたジングルを用意するなら、使えると思います。
AmazonはAIを推進、活用している企業ですが、音楽も手掛けているんですね。
Amazon AWS DeepComposerは、今後さらに改良されていくと思います。
リモートワークと音楽
はてなブックマークで面白いコメントがありました。
社長として最低限のテレワーク環境を整えてみた | Developers.IO
社長業とはラジオDJなんやな
2020/04/08 07:18
社長として最低限のテレワーク環境を整えてみた | Developers.IO
社員がリスナー扱いなの笑う。
2020/04/08 06:41
社長として最低限のテレワーク環境を整えてみた | Developers.IO
リモートワークというよりはラジオDJだった
2020/04/07 23:45
社長として最低限のテレワーク環境を整えてみた | Developers.IO
テレワーク(YouTuber)
2020/04/07 22:47
リモートワークは多数の相手に情報発信するので、その点ではDJやYouTuberと似ているのではないか?という意見もありました。
ちょっとした用事を伝えるだけなら、完全にオーバースペック(やり過ぎ)感がありますが、仕事を楽しむためにこんな工夫もある、という事例として参考になりました。
AIでジングルを作るのもいいけど、自分で作曲できたらなお可?