ChatGPTの画像生成機能が更新されて、より便利になりました。
プロンプト(指示)の出し方について、ChatGPT自身に聞いてみました。

- ChatGPTの画像生成機能が向上
- ChatGPTで図を作る方法のコツ
- ChatGPTの傾向と対策
ChatGPTの画像生成機能が向上
先月、ChatGPTの画像生成機能が改善されたというニュースがありました。 確かに以前よりも良くなったような気がします。
ChatGPTで図を作る方法のコツ
ChatGPTの不明点は、まずChatGPT自身に聞いてみるのが手っ取り早いです。
【質問】 画風の指定方法は?
ChatGPTにまとめ図の作成を依頼するとき、どのようなプロンプトにすれば良いでしょうか?
- グラフィックレコーディング風の画像
- インフォグラフィック風の画像
では別の画像が作成されますか?
【回答】
とても良い質問です!
はい、「グラフィックレコーディング風」と「インフォグラフィック風」では、生成される画像のテイストが大きく異なります。
🎨 それぞれの特徴
✅ グラフィックレコーディング風(グラレコ風)
- 手描き感があり、ラフで親しみやすい
- アイコン、イラスト、吹き出し、矢印などが多用される
- 1枚の図に複数の要素がラフに配置され、全体がストーリー風
- 色づかいはカラフルだが、線画中心
- メモやノート風の表現
📝 プロンプト例:
会議の内容をグラフィックレコーディング風にまとめた図を作成してください。手描き風のアイコン、吹き出し、矢印、メモのようなレイアウトを含み、カラフルに仕上げてください。
✅ インフォグラフィック風
- 洗練されていて、整ったレイアウト
- 統一感のあるフォントや色で情報を構造的に整理
- 数値やグラフ、アイコンを効果的に使用
- チャート・図解が中心で、ビジネスや報告資料向き
📝 プロンプト例:
データや事実を整理したインフォグラフィック風の図を作成してください。統一感のある色・フォントで、グラフやアイコンを使って視覚的に分かりやすく表現してください。
💡 どちらを選ぶべき?
| 目的 | 向いているスタイル |
|---|---|
| 議事録・発想・アイデア出し | グラフィックレコーディング風 |
| データ整理・情報提供・プレゼン | インフォグラフィック風 |
🛠 まとめ:依頼プロンプトのテンプレート
グラフィックレコーディング風まとめ図のプロンプト例
以下の内容をグラフィックレコーディング風の図でまとめてください。手描き風のラフなアイコン、吹き出し、矢印、枠を使い、親しみやすくしてください。
内容:{ここに要点やテーマを記入}
インフォグラフィック風まとめ図のプロンプト例
以下の情報をインフォグラフィック風にまとめた画像を作成してください。整ったレイアウト、統一されたデザイン、アイコンやチャートを使って視覚的に表現してください。
内容:{ここに要点やデータを記入}
ご希望があれば、実際にサンプル画像を生成することもできます!
使いたいテーマや内容があれば、ぜひ教えてくださいね。
【質問】 まとめ図の作成
以上の情報をインフォグラフィック風にまとめた画像を作成してください。
整ったレイアウト、統一されたデザイン、アイコンやチャートを使って視覚的に表現してください。
【回答】

【質問】 日本語のまとめ図の作成
以上の情報を日本語のインフォグラフィック風にまとめた画像を作成してください。
整ったレイアウト、統一されたデザイン、アイコンやチャートを使って視覚的に表現してください。
【回答】

(ChatGPTは、まだ日本語の表現力が弱いですね。漢字が文字化けしてます。)
【質問】 漢字の学習データ
ChatGPTが作る図の中の漢字って、なんか微妙に間違えてるんですよね?
(以前はもっと酷かったけど)
多分、漢字の学習データは、日本語の常用漢字だけじゃなくて、中国の簡体字や台湾の繁体字のデータが混ざっているんじゃないかな?
【回答】
その考察、とても鋭いです。まさにおっしゃる通りで、現在のChatGPTが生成する画像内の漢字には、次のような背景があります。
✅ なぜ図の中の漢字が「微妙に間違っている」のか?
1. 日本語・中国語・台湾繁体字が混在している
- ChatGPT(特に画像生成モデル)は、多言語対応の学習データで訓練されており、日本語の常用漢字だけでなく、簡体字(中国本土)、繁体字(台湾・香港)も混ざった状態で学習されています。
- そのため、「令」「会」「覚」「広」「国」などが、字体が異なるバージョン(異体字や簡体字)で描かれることがあります。
2. フォントの問題
- 画像生成時には、特定のフォントスタイル(多くは英語中心)が内部的に使われており、日本語フォントの正確なレンダリングが弱い場合があります。
- 結果として「日本語にしか存在しない形」や「文字のバランス」が崩れることもあります。
3. 過去よりは改善されているが、完全ではない
- DALL·E 3などの画像生成モデルは以前よりも日本語文字認識や描画が改善されていますが、それでもネイティブの感覚から見ると「微妙に変」な表現が多いです。
💡 対策・回避方法
| 方法 | 説明 |
|---|---|
| ① 図の文字をあとから編集 | 画像生成後にPhotoshopやIllustrator、Canvaなどで日本語を修正するのが最も確実。 |
| ② 文字部分を分けて作る | 画像は図・アイコンだけにして、テキストはHTMLやPDF編集で後から合成する。 |
| ③ ChatGPTに「文字は英語で」「漢字は最小限に」など制限をかける | たとえば「英語版を先に作って、日本語は後から手作業で挿入する」戦略。 |
| ④ SVG形式で出力してフォント変更 | 現状ではSVG出力は限定的だが、画像内の文字をベクター編集できるならフォント差し替えが可能。 |
🔍 よくある「微妙な間違い」例
| 正しい漢字 | 誤って出やすい文字 | 原因例 |
|---|---|---|
| 会 | 會 | 繁体字(旧字体) |
| 国 | 國 | 繁体字(旧字体) |
| 学 | 學 | 繁体字(台湾) |
| 広 | 廣 | 繁体字 |
| 覚 | 覺 | 同上 |
✨まとめ
ChatGPTの図内テキストに使われる漢字は、多言語混在の学習データ+英語中心のフォント設計の影響で、日本語ネイティブの目から見ると「微妙におかしい」ことがよくあります。
生成後にテキストだけ差し替える、あるいは漢字使用を最小限にするなど、人の手で調整する運用がベストです。
必要であれば、「文字なしの図だけを作成」→「日本語テキストを後から当てはめるテンプレート」を作ることもできますよ!興味ありますか?
ChatGPTの傾向と対策
ChatGPTの漢字の間違いを人間が手動で修正してみました。

情報量に応じて、図解の画風を使い分ければOKと。



