はてなブックマークを見ていたら、声優が増えて淘汰されているという話題がありました。
300の椅子を1万人以上が奪い合っている
声優の仕事は倍率が高くて、新人にはなかなか仕事が回って来ないみたいです。
声優は、自分で仕事を作れません。
これも、声優という生き方の特殊な点の1つです。私たちの仕事は「声をあてる」こと。その仕事をこなすためにはあてる対象となる映像なり画が、そして読み上げる文章の書かれた台本が必要です。そして、それらを用意するのは私たちではありません。制作会社、脚本家、アニメーターなどのクリエーターたちです。
私たちは、彼らが作り上げた世界に肉声という最後の素材を提供する職人です。自分で脚本を書いて芝居をしたり、店をやったりする声優もいますが、それは厳密には「声優としての仕事」とは異なります。何が言いたいかわかりますか?
私たちは、ただじっと仕事を「待つ」ことしかできない立場だ、ということです。先ほど私は、声優は少ない仕事を奪い合わなければならないものだ、と書きました。しかしこの奪い合いにおいてすら、われわれがすることは「待ち」なのです。店の棚に陳列された商品のように、とにかく誰かに選んでもらわねば始まりません。
これは多くの声優志望者が見過ごしがちな点ですが、実は恐ろしいことです。誰かが何かを作ってくれなければ――「この作品のこの部分でこれを喋ってください」と頼まれなければ、私たちの仕事は存在しないのですから。
この説明に違和感を感じました。
「仕事はなければ自分で作るもの」だと教えられてきたので、ただ待っているだけという姿勢には共感できませんでした。
声優の現状は確かにそうなんだろうけど、これからは違うのではないでしょうか?
声優によるオーディオブック作成のご提案
自分だったら、本を読むとき、目で読むよりも耳で聞いた方が楽なので、オーディオブックを好みます。
(勝間和代さんもオーディオブックの活用を提案されていました)
今は自動の音声読み上げ技術も発達しているので、コンピューターでオーディオブックを作ることもできますが、まだ人間が読んだ場合の微妙な抑揚までは付けられません。
なので、新人の声優はオーディオブックの読み上げの仕事とかもやってもらったら良いのではないか?と思いました。
Amazonで売られているベストセラーを片っ端から人間(声優)によるオーディオブック化をしてくれたら、相当な仕事量になるのではないでしょうか。
Audible (オーディブル) ・ オーディオブック
はじめよう、アプリで「聴く」ライフスタイル。ビジネス書をはじめ、文学、ミステリー、ライトノベル、落語まで。
機械で作られたオーディオブックの他に、さらに人間(声優)が作ったオーディオブックがあれば、選択肢が増える。
ジャンルによっては、人間が読み上げた文章の方が聞きやすいでしょう。
声優によるオーディオブックの作成を仕組み化するには、いくつかのマッチングサービスが必要ですね。
声優や出版社、Amazonなどの売り場をつなぐ仕組みがあれば実現できそうな気もします。

現場で求められる声優 ~「ダイヤのA」「キングダム」「最遊記」の音響監督髙桑一が語る~
- 作者:髙桑 一
- 出版社/メーカー: くびら出版
- 発売日: 2016/03/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)