絵の描き方を紹介しているブログがありました。
今回は、なんでも描けるようになっちゃう絵本を紹介します。
なんでもかけちゃうよ/ エド・エンバリー
この本は、エンバリーおじさん(エドエンバリー)のお絵かきの絵本で、いろいろなものの、絵の描き順が載っています。
ほのぼのとした画風のイラストですね。
紹介されていた本が気になったので、読んでみました。
そういえば子どもの頃こういう線画をよく描いてたよなー、と懐かしさを感じました。
大人が描いても、シンプルでポップなテイストのイラストになると思います。
・その他の書評
エンバリー氏自らの子ども時代、絵を描く時実際やっていた手法を元にして、子どもの頃こんな本が欲しかったなと考えてつくった絵本だそうで、1では色々な表情やキャラクターの顔を、2で色々な動物、3で乗り物や建物などその他色々な物を、さらにそれらを組み合わせていくことで、ひとつの世界や物語まで表現できてしまうといった“誰でも楽しく絵が描ける”がテーマの絵本です。
この絵本で描かれているイラストの特徴は、必要最小限の単純な線や形の組み合わせだけを使用したイラストになっているところ。それをパーツごとに分け、描き順を丁寧に紹介しています。結構難しそうなイラストでも、1つ1つ順を追って描いていけば、小さな子でも、絵の不得意な人でもイラストが描けるようになる仕組みになっています。
確かに、ハードルが低く設定されているので、誰でも気軽に始められますね!
●インフォグラフィック
自分が必要としているイラストは、主に「インフォグラフィック」という分野の絵です。
=物事を説明するための「図」ですね。
インフォグラフィック(英語: infographics)は、情報、データ、知識を視覚的に表現したものである。
インフォグラフィックは情報を素早く簡単に表現したい場面で用いられ、標識、地図、報道、技術文書、教育などの形で使われている。
また、計算機科学や数学、統計学においても、概念的情報を分かりやすく表現するツールとしてよく用いられる。
科学的情報の可視化にも広く適用される。
絵の描き方には、いろいろあって、写実的な絵だけではなく、抽象的な絵(記号みたいな絵)を描く方法もあります。
インフォグラフィックの特徴は、「シンボル」(記号)としての絵です。
シンボルとしての車を描くとき、
・丸いタイヤの上に
・四角い車体を乗っけて
・窓と屋根を描けば
絵を見た人は、それが車だと理解できます。
↓こんなかんじのイラストですね。
(via 黒い自動車セダン4/車の無料イラストc25)
本物の車の特徴を抽出して、極限まで抽象化したら、車の特徴ってこんなもんしかないでしょう。
こういった記号~シンボルとしての絵を描く場合、対象の特徴がとらえられていれば、その他の細かい所はどうでも良いでしょう。
「なんでもかけちゃうよ」という絵本は、インフォグラフィックを練習するときの教科書になると思いました。
もちろん、エントリーレベルのイラストの教科書としても、本書は最適な1冊だと思います。
気楽な絵を描いて、インフォグラフィックの練習を続けていきたいです。
旅立つ時は 懐かしい未来
たくさんの色にあふれてる
この蒼い星の上で