商品の作り方について、参考になる話がありました。
=今あるスキルを基にしてどんな商品を作れるのか?を検討する方法が紹介されていました。
POINT1:稼げるスキルをまずは書き出す
目安は100個。
持っているスキルをひたすら書き出していく。
その中からビジネスに発展しそうな「コアスキル」を見極める。
本人が気づいていなくても、客観的に見て稼げるスキルが見つかる場合もある。
POINT2:予想される顧客層を羅列あぶり出したコアスキルにお金を払ってくれるのはどのような層かを定めれば、自ずとその先のビジネスまで見えてくる。
たとえば「ビジネスマン→人前で話すことが多い経営者→ボイトレが必要」など。
POINT3:新ビジネスに発展することも
キーワードを組み合わせて新ビジネスが生まれた実際の例。
見過ごしてしまいそうな「子どもに教える」というスキルまで、掘り起こしておくことが重要だ。
組み合わせ次第で、独自のものになることは少なくない。
ポイントは、同じスキルでも、ターゲット(顧客、ユーザー)によって、ビジネス(商品、サービス)の形が変わってくる、という点ですね。
●Experience Journey Map (EJM)
上記の図で、中段の「ターゲット」の部分ですが、ユーザーの要求/行動を検討するときは「EJM」という方法を真似したら良いと思いました。
EJMは、生活者のサービス利用時の流れに沿った一連の体験を、旅の行程(Journey)のように描き出して可視化するツールです。
一連の体験の中で、サービス利用者(生活者)とサービス提供者との、個々のタッチポイントでのやりとり(インタラクション)を、 感情の起伏やコスト面も含めて描き出します。
利用者の体験を包括的に把握することで、 対象となる生活者(ペルソナ)の心理状況を重視して、何をどのタイミングで用意すべきなのかを具体化していく設計図とも言えます。
●サービス・パッケージ
上記の図で、下段の「ビジネス」の部分ですが、ユーザーの要求を満たす条件を検討するときはITILの「サービス・パッケージ」という考え方を参考にしたら良いと思いました。
・Information Technology Infrastructure Library - Wikipedia
Information Technology Infrastructure Library(ITIL)とは、ITサービスマネジメントにおけるベストプラクティス(成功事例)をまとめた書籍群。1989年にイギリス政府のCCTAによって公表された。ITILの読み方は「アイティル」、「アイティーアイエル」などがある。ITサービス全体においてデファクトスタンダードとなりつつあり、重要な位置付けとなっている。
サービス・パッケージは、サービス需要から導かれるサービスのセットのことです。 ITIL ではよく「パッケージ」という言葉が使われますが、これは「セット」、日本的な 表現にすると「一式」という意味になります。
海外旅行が珍しかった時代、某航空会社が「JALパック」という サービスを販売して、日本に最初の海外旅行ブームを巻き起こしましたが、 これこそサービス・パッケージのお手本と言えるでしょう。
消費者はかならずしも何が必要で、何が必要でないかを知っているとは限りません。 必要と思われるサービスだけを組み合わせて販売することができれば、 規模の経済性を生かしてサービス供給コストを削減し、 結果的にサービス価格を下げることができます。
サービス・パッケージには、サービスの核となる基本的なサービスがあります。 ITILでは、この基本的なサービスのことをコアサービスと呼んでいます。 旅行であれば、往復の交通チケットや宿泊の手配などがこれにあたります。
通常、利用者は出発時や現地到着時のサポートを必要とします。また、 緊急事態が発生したときに、旅行会社が支援してくれるものと考えています。 このようなサービスを利用者が当然のものと考えている場合、そのサービスは 実現サービスと呼ばれます。
また、観光スポットの割引チケットなどが提供される場合、利用者が当然とは 感じていない追加のサービスであれば強化サービスと呼ばれます。 実現サービスと強化サービスは、コアサービスに差別化を もたらす支援サービスと呼ばれています。
サービス・パッケージ
=コアサービス+支援サービス
=コアサービス+(実現サービス+強化サービス)
実際には、それぞれのサービスのサービスレベルが組み込まれて、 サービス・パッケージは完成します。
いろいろ組み合わせたら便利になるよ!と。
自分では大したことないと思っているスキルでも、うまく形を整えれば、誰かが必要としている商品やサービスになりますね?
いろんな人のやり方を参考にして、自分で作れる商品やサービスの幅をもっと広げてみたいと思います。
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