デザインの勉強をしていると、必然的に絵を描く機会が出てきます。
→「ラフ画」「絵コンテ」「エスキース」「モック」「プロトタイプ」「ワイヤーフレーム」「ポンチ絵」…etc。
水彩色鉛筆を買おうと思い、どんなメーカーがあるのか調べてみました。(メモ)
●アナログ(紙ベース)から始めよう!
アナログ(紙)で絵を描くとき、従来は鉛筆やボールペンを使って、白黒(モノクロ)の絵を描いてました。
カラーの絵を描きたいとき、着色するための道具には、いくつかの選択肢があります。
●着色の手段
・色鉛筆 → 水性色鉛筆、油性色鉛筆。
・絵の具 → 水性絵の具、油性絵の具。
準備や後片付けが簡単で、手軽に利用できるのは、色鉛筆でしょうか?
→絵の具だと、必要な道具を揃えたり、準備や後片付けの手間が、色鉛筆に比べて多いと思いました。
そこで、とりあえず着色するために、色鉛筆をチョイス!
●水性と油性の色鉛筆
・水性の色鉛筆は、水に溶けて、絵の具のような使い方ができます。
・油性の色鉛筆は、水を付けても溶けないので、ただの色鉛筆として使います。
いわゆる「色鉛筆」といえば、油性色鉛筆のことですね。
水性の色鉛筆は、「色鉛筆」と区別するために「水彩色鉛筆」と呼ばれています。
「多彩な表現が可能」という水彩色鉛筆の魅力に惹かれました。
●水彩色鉛筆のメーカー
水彩色鉛筆を販売しているメーカーは、いろいろありますが、どんな違いがあるのでしょうか?
普通に入手可能な製品を販売している、主なメーカーをまとめてみました。
(参考)
メーカー名 | maker name | 国 | Webサイト |
---|---|---|---|
カランダッシュ | Caran d'Ache | スイス | http://www.carandache.co.jp/ |
ファーバーカステル | Faber-Castell | ドイツ | http://www.faber-castell.jp/ |
ステッドラー | STAEDTLER | ドイツ | http://www.staedtler.jp/ |
スタビロ | STABILO | ドイツ | http://www.stabilo.jp/ |
リラ | LYRA | ドイツ | http://www.lyra.de/ |
ターレンス | TALENS | オランダ | http://www.talens.co.jp/ |
ダーウェント | DERWENT | イギリス | http://www.pencils.co.uk/ |
コンテ・ア・パリ | Conte a Paris | フランス | http://www.conteaparis.com/ |
サンフォード | SANFORD | アメリカ | http://www.prismacolor.com/ |
三菱鉛筆 | MITSUBISHI PENCIL | 日本 | http://www.mpuni.co.jp/ |
サクラクレパス | SAKURA COLOR PRODUCTS | 日本 | http://www.craypas.com/ |
アーテック | ArTec | 日本 | http://www.artec-kk.co.jp/ |
●カランダッシュ(スイス 1915年~)
カランダッシュ (Caran d'Ache) は、1915年に創業した鉛筆工場を前身にもつ、スイスの総合ブランド、高級メーカにして、スイス最大の筆記具メーカーである。
主要販売品である万年筆、ローラーボール、ボールペン、ペンシル、色鉛筆から、ライター、皮小物、バッグまで販売することで知られている。
カランダッシュという名は当時ヨーロッパで活躍していた、ロシア生まれのフランス人の風刺画家エマニュエル・ポアレ (Emmanuel Poiré) の雅号からなり、ロシア語で鉛筆(карандаш )という意味を持つ。
●ファーバーカステル(ドイツ 1761年~)
ファーバーカステル(Faber-Castell)はドイツの筆記具ブランド。
1761年にニュルンベルク近郊の町Steinでカスパー・ファーバー(Kaspar Faber)が鉛筆の製造を行った事に始まる。
●ステッドラー(ドイツ 1835年~)
ステッドラー(独: STAEDTLER Mars GmbH & Co. KG)は、ドイツ・ニュルンベルクに本拠を置く、筆記具や製図用品の世界的なメーカーである。
1662年頃にニュルンベルクでフリードリッヒ・ステッドラー(Friedrich Staedtler)が鉛筆を発明した。
その後、子孫のステッドラー家は家業として鉛筆を生産・販売していたが、産業革命の波を受け、1835年にヨハン・セバスチャン・ステッドラー (von Johann Sebastian Staedtler) によって会社化された。
●スタビロ(ドイツ 1855年~)
・etrangerdicostarica.com >>> Brand >>> STABILO
1855年産業革命による鉛筆の需要増加に伴い創設
以来150年もの歴史を持つペンと鉛筆のインターナショナルカンパニー。
Gustav Adam Schwanhausser スタビロ創業者
1865年父の援助を受けて鉛筆工場だった"Grossberger & Kurz Pencil Factory" を買収
その後工場を軌道に乗せ施設を拡大。
●リラ(ドイツ 1806年~)
・LYRA/リラ社の色鉛筆/AND CHILD -Living&Life-
LYRA / リラ社
1806年にドイツ・ニュルンベルクにて創業。
今や200年以上の老舗ステーショナリーブランドであり、古き良き伝統と、いつも新しいデザインと使いやすさを追求した機能は素晴らしいもの。
●ターレンス(オランダ 1899年~)
1899年オランダに生まれた画材メーカー「ターレンス」
1950年にはその優れた製品と長年の実績が認められたオランダ王室から「ロイヤル」の称号を受けられ、社名を「ロイヤル ターレンス」と改めました。
●ダーウェント(イギリス 1832年~)
ダーウェントの鉛筆工場は、1832年にイギリス北部の湖水地方にあるダーウェント湖のほとりに作られました。
最初は田舎のほんの小さな鉛筆製造所から始まったエンピツ作りが、先端技術や厳格な品質管理の元、今では世界中で愛用されるファインアートマテリアルのメーカーとなりました。
有名なスノーマンのイラストもダーウェント色鉛筆で描かれています。
●コンテ・ア・パリ(フランス 1795年~)
1795年、ニコラ・ジャック・コンテは、14世紀頃のイタリアの画家たちが使っていた棒状絵具の改良品を作り出すことに成功しました。それ以来、多くのアーティストや巨匠たちがコンテ・ア・パリのパステルを愛用してきました。
コンテ(フランス語: Conté)とは、粉末化したグラファイトまたは炭を蝋または粘土の基剤に混ぜて圧縮した、断面が四角形の画材である。
コンテは1795年に、画家であり化学者でもあったニコラ=ジャック・コンテにより発明された。
●サンフォード(アメリカ 1856年~)
アメリカの代表的色鉛筆。
1856年創業の老舗文具メーカー「ベロール社」が2004年7月に「サンフォード社」に統合され、人気の高かった色鉛筆ブランド〈イーグルカラー〉も〈プリズマカラー〉に名称変更。
●三菱鉛筆(日本 1887年~)
三菱鉛筆株式会社(みつびしえんぴつ)は、日本の文房具メーカーである。鉛筆、シャープペンシル、ボールペン、サインペンなどを製造・販売する。
類似する名称・コーポレートマークの三菱グループとは無関係の企業である。
1887年(明治20年)に、眞崎仁六が「眞崎鉛筆製造所」(まさきえんぴつせいぞうじょ)を東京市四谷区内藤新宿1(現在の新宿区四谷)にて創業。
1952年(昭和27年)には、正式に社名を「三菱鉛筆」と変更し、現在に至る。
●サクラクレパス(日本 1921年~)
株式会社 サクラクレパス (Sakura Color Products Corp.) は、大阪市中央区森ノ宮に本社を置く文具メーカーである。
1921年に佐武林蔵が佐々木昌興(『クレパス』開発・命名者)ら義兄と共同で「日本クレイヨン商会」を創業。「桜クレイヨン商会」に改称後、1925年に世界初のオイルパステル『クレパス』を発明。1934年に「クレパス本舗桜商会」と改称、1970年に現在の社名となる。
●アーテック(日本 1960年~)
設立 昭和35年4月5日
アーテックは学校教育や文化活動に役立つ便利な教材、グッズを通じて、子供たちの「創造力」を引き出し、育む指導者の皆様の支援を行っています。
ヨーロッパのメーカーは老舗ばかりですね!
日本のメーカーにも頑張ってもらいたいです。
沢田研二 / 愛の賛歌