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浜村拓夫(・∀・)作品集

頭の中にあるイメージを表現できるデザイン力が欲しいです(><)

米軍式 人を動かすマネジメント 【目次】

目標を実現するために、勉強(INPUT)や仕事(OUTPUT)のやり方の改良に取り組んでいます。

以前に採用したPDCAサイクルでは、目標の未達が多く、自分にとっては有効な方法とは言えませんでした。(残念)

PDCA」の他に、「OODA」(ウーダ)という方法があったので、OODAの本を読んで調べてみました。

 

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(via The OODA Loop: A Holistic Approach to Cyber Security | Lancope

 

米軍式 人を動かすマネジメント──「先の見えない戦い」を勝ち抜くD-OODA経営

米軍式 人を動かすマネジメント──「先の見えない戦い」を勝ち抜くD-OODA経営

 

 

●目次

プロローグ

 

湾岸戦争の敗者と勝者

 

第1章 機動戦経営とは何か?

 1 湾岸戦争で敗れたイラク軍と東芝不正会計事件の類似性
 2 経営企画部よ、いまこそ常識を破壊せよ!
 3 先が見えない環境で戦うための機動戦
 4 OODAとミッション・コマンドで「動き・動かす」組織を目指す
 5 孫子の兵法から機動戦へ受け継がれた勝利の方程式

 

第2章 OODAで「動く」個人をつくる

 1 20世紀の礎をつくった3人の男たち
 2 オーバーヘッド・コストがもたらす「数字の霧」
 3 21世紀の管理会計は「人を動かす会計」
 4 米空軍戦闘機F86が高性能ミグ15に勝利した秘訣
 5 OODAで敵を観察し、すばやく動く機動戦経営

 

第3章 ミッション・コマンドで部下を「動かす」

 1 1日2時間しか営業しないビールスタンドの謎
 2 ルール重視で失われた機動力を取り戻せ
 3 現代に甦った参謀モルトケの訓令戦術
 4 「選択と分散」経営を成功に導くミッション・コマンド

 

第4章 クリティカル・インテリジェンスで「動ける」組織を目指す

 1 誰よりも数字を愛し、「効率」を確立させた男
 2 「動ける」インテリジェンスで戦う機動戦経営へ
 3 数字に心理学を組み合わせて「勢い」をつくる
 4 見えない問題を見抜くインテリジェンス
 5 「探す・捨てる・絞る」数字のインテリジェンス

 

第5章 D-OODA(ドゥーダ)で戦う機動戦経営

 1 作戦の大筋をデザインし、臨機応変に戦うD-OODAループ
 2 「任せて動かす」ことで組織を成長させる

 

あとがき・謝辞

 

解説
航空自衛隊幹部学校 航空研究センター運用理論研究室 伊藤大輔(航空自衛官

 

●著者

田中 靖浩 たなか・やすひろ

田中公認会計士事務所所長。東京都立産業技術大学院大学客員教授

1963年三重県四日市市出身。

早稲田大学商学部卒業後、外資コンサルティング会社を経て現職。中小企業向け経営コンサルティング、経営・会計セミナー講師、執筆、連載を行う一方、落語家・講談師とのコラボイベントも手がける。

難解な会計・経営の理論を笑いを交えて解説する「笑いの取れる異色会計士」として活躍中。

主な著書に「経営がみえる会計」「クイズで学ぶ孫子」「40歳からの名刺を捨てられる生き方」ほか多数。

 

www.yasuhiro-tanaka.com

 

PDCA

PDCAは、仕事を効率よく進めるための方法論です。

Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4 段階を繰り返すことによって、業務の継続的な改善を目指します。

以前、PDCAに取り組んでみましたが、計画倒れが多くて(笑)、さらなる改善の必要性を感じていました。

 

hamamuratakuo.hatenablog.com

 

●OODA(ウーダ)

時間の使い方を改善する方法を調べていたとき、「PDCA」の他に、「OODA」という行動方針があることを知りました。

 

hamamuratakuo.hatenablog.com

 

OODAループ - Wikipedia

OODAループ (OODA Loop; ウゥーダ・ループ) は、アメリカ空軍のジョン・ボイド大佐によって提唱された意思決定理論

OODAループは、朝鮮戦争の航空戦についての洞察を基盤にして、指揮官のあるべき意思決定プロセスを分かりやすく理論化したものである。

すなわち、監視(Observe)- 情勢判断(Orient)- 意思決定(Decide)- 行動(Act)のサイクルを繰り返すことによって、健全な意思決定を実現するというものであり、理論の名称は、これらの頭文字から命名されている。

 

ただし低強度紛争(LIC)など、迅速な意思決定が要求される流動的な作戦環境においては、従来のように全階梯を通じた大規模なOODAループを形成していては機を逸する恐れがあるとして、ネットワーク中心の戦い (NCW) コンセプトにおいては、作戦指揮手順において、全階梯を通じたOODAループの形成からの脱却・革新が志向されている。

 

OODAの他に、最近は「NCW」という理論も提唱されているようですが、あまり手を広げ過ぎても活用できなさそうなので、NCWはまたの機会に譲りたいと思います。

 

(参考)ネットワーク中心の戦い - Wikipedia

ネットワーク中心の戦い(Network-Centric Warfare, NCW)は、アーサー・セブロウスキーおよびジョン・ガルストカ (John J. Garstka) によって創案された革新的軍事コンセプト。

高次の情報ネットワークによって情報を伝達・共有することで、意思決定を迅速化するとともに戦力運用を効率的に行うことを目的としており、つまるところ、ネットワーク中心コンピューティング(NCC)のコンセプトを軍事に応用したものである。

高度な情報共有と適切な交戦規定によって、各級指揮官が各自判断のもとで率先して行動することにより、従来より採用されてきた逐次的なOODAループを脱却し、迅速な意思決定と行動によって敵の先手を打ち、さらに実質的な戦闘力も大幅に増大させることが可能となる。

 

パッと見ですが、NCWは「生物の免疫系システム」に似てるかな?と思いました。

 

digital-innovation-lab.jp

 

OODAループは、自分を取り巻く状況が激しく変化し、予想外のことも起きる状況でも臨機応変に対応し、目的を果たすための意思決定モデルです。アメリカ空軍のジョン・ボイド大佐が、朝鮮戦争の航空戦についての洞察をもとに、現場の兵士の意思決定と行動のプロセスを簡潔にモデル化しました。

具体的には、「観察(Observation)、情勢判断(Orientation)、意思決定(Decision)、行動(Action)」のサイクルを繰り返すことによって、敵よりも早く迅速に適切な行動を取れるようにする。OODAループはアメリカ海兵隊が活用しています。環境変化が激しく、先が読めない今日、一般企業でも注目し、導入するところもあるようです。

 

OODAのカギは情勢判断、そこにICTを活用する

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Orientation=情勢判断です。同じ状況を観ていても、個人の素養や培ってきた経験、組織の文化などによって、その解釈に差が生じます。そこに関わるのが、「伝統・文化」「分析・総合」「先行経験」「新しい情報」「遺伝的資質」といった要素からくる判断能力です。それに長けた人材や組織、そして何らかの仕組みが、情勢判断のカギとなります。

観察で収集した情報に基づいて適切に情勢を判断できれば、自ずと意思決定や行動につながっていく。ボイド大佐も情勢判断(Orientation)を特に重要ととらえていて、これを「ビッグO」と呼んでいます。

 

観察、情勢判断ができる人間力を育成すれば、続く意思決定、行動のプロセスは速くなるはずです。OODAループで重要視されているのは“テンポ”です。いかに速くループを回転させ、敵より速く行動して、戦場の主導権を握るのか。機動力を高めていくには、それが欠かせません。

 

OODAループの図が参考になります。

 

●印象に残った言葉

「米軍式 人を動かすマネジメント」を読んで、印象に残った部分をメモしときます。

 

各章の扉の次のページに、標語のような概要が記されていました。

 

 (p.12) 第1章 機動戦経営とは何か?

先が見えない環境だから、日本の会社は計画と管理を強めた。

先が見えない環境だから、米国の軍隊は計画と管理を緩めた。

→ 日本人とアメリカ人の発想の違いですね?

 

(p.62)  第2章 OODAで「動く」個人をつくる

計画中心・自分中心・トップダウンで戦う会社は疲れる

臨機応変・相手中心・現場中心で戦う会社は勢いを増す

 → 前者がPDCAの短所で、後者がOODAの長所です。

 

(p.112) 第3章 ミッション・コマンドで部下を「動かす」

ミッションを持たないチームは、「選択と集中」で無理に動かされる

ミッションが明らかなチームは、「選択と分散」で自主的に動く

→ ミッション(志)が芯となり、各人が一見バラバラに多様な行動を展開しても、一つの目標に向かって邁進することができます。(リスクの分散が可能)

 

(P.156) 第4章 クリティカル・インテリジェンスで「動ける」組織を目指す

インフォメーション重視の会社は、大量の情報に埋もれて動きが鈍る

インテリジェンス重視の会社は、少ない情報を活用して機敏に動く

→ 有用なKPI(業績評価指標)の設定には、雑多なデータの中から、有益な判断材料を抽出することが必要です。

 

(p.212) 第5章 D-OODA(ドゥーダ)で戦う機動戦経営

任せられないボスは、PDCAで自由を奪う

任せるボスは、D-OODAで働きがいを作る

→ 旧来のPDCAと新しいOODAを組み合わせて、良い所取りもできるようです。

 

●まとめ

PDCAは固定的な環境で効果を発揮する方法論でしたが、変化の激しい環境ではOODAが有用でしょう。

OODAも、様々にある行動様式の一例に過ぎないので過度な期待は禁物ですが、「物は試し」~とりあえずOODAを実践してみたいと思います。\(^o^)/