オリジナルのカレンダーをデザインしてみました。
●コンセプト
まずカレンダーについて思い起こしたとき、面白いなーと思ったのは、ビックカメラで配布していた大きい日本地図のカレンダーでした。
そこで、壁に貼る大きいカレンダーを検討してみました。
・時間の経過を視覚的に分かりやすくしたい。
→ 円グラフ、アナログ時計をモチーフにしたカレンダー
・1年=365 日(閏年は366 日)、円=360 度
→ 1年が360 日だと都合が良い。
→ 余った5 日(6 日)を円の外に配置
・グレゴリオ暦では、ひと月が28日(29日)、30日、31日と混ざっているが、他の歴~例えばフランス革命暦だと、ひと月は30 日で、12 月だけ35 日だった。
フランス革命暦(フランスかくめいれき, 仏: Calendrier revolutionnaire francais)または共和暦( 仏: Calendrier republicain)は、フランス革命期にフランスとその衛星国家で使われた独自の暦法。原則として十進法を用いていて、各月を平等としたのが特徴。
革命暦(共和暦)は後述の問題点により、グレゴリオ暦で1805年12月31日までの12年間余りしか使用されずに廃止された。
●設計の方針
・カレンダーを円にする。
・SI併用単位系で、円の角度は360度なので、1度に1日を割り当てる。
・sin(1°)=0.0175 なので、半径60cmの円であれば、1度の円周が約1cmになる。
=1cmあればメモ欄としても使える?
・1年を12月で分割する。(30°)
・1月を上旬、中旬、下旬の旬で3分割する。(10°)
・1つの旬を10日で分割する。(1°)
・月、旬、日を区分する線で、視覚的に月日が分かるので、あえて日付等の数字は入れなくてもOK
・大判印刷で使う業務用のロール紙の幅は、130cm程度とのことで、カレンダーの幅は120cmにしておく。
・1ヶ月の割当は30°なので、2月は2度余り、31日ある月は1度足りない。
・足りない1度は、円の外に星印(★)を配置して、1日分の枠とする。
=31日の月は、月名を赤文字にして、28日の月は月名を青文字にする。
=31日ある月は、31日目の欄を星印で代用する。
・日曜日には目印として、赤い丸を付ける。
●苦労
Adobe Illustratorで作るときに苦労した点は、やっぱ日を分割する線を描くプロセスですねー。
(1)縦に線を引いて、コピー
(2)コピーした線を1度ずつ回転させて、10日分の線を描く。
(3)10日分の線をコピーして、10度回転させる。
この(2)~(3)を繰り返して、360日分の線を引きました!
以前に、ウォールアートについて調査しました。
巨大な印刷を業者に依頼すると、それなりにコストがかかります。
●改良
カレンダーの中心部分がスカスカになりました。
スペースの埋め草として、
・時計を付ける。
・ダーツボードを付ける。
等、工夫の余地があるでしょう。
●使い方
このカレンダーのメリットは、円グラフのように、時間の経過を目視確認できること。
毎日、当日の欄に色を塗っていけば、何パーセントぐらい1年が終わったか?分かりやすくなります。
また、空いているスペースは、メモ欄としても活用できます。
安く印刷できるなら、実際に使ってみてもいいかな?(^^)/