MP4の動画コンテンツを作成して、DVDを作りました。
DVDに焼くとき、「オーサリング」という編集作業をやりますが、ややこしい作業だったのでメモ。(備忘録)
●DVDStyler
Windows7でDVDを制作するとき、Microsoftの「DVDメーカー」でも作成できます。
最初のメニュー画面が不要だったのですが、DVDメーカーで作ると、メニュー画面を無しにできないようだったので、他のソフトを使うことにしました。
検索すると、DVDStylerというフリーソフトの情報がよくヒットしたので、これを使ってみます。
DVDStyler - Free DVD Authoring Application
(2016年12月現在、DVDStylerの最新バージョンは、3.0.2でした。)
●プリ・コマンドとポスト・コマンドの設定
DVDStylerは、いろいろな設定ができる半面、操作が複雑で、使い方が分かりにくいソフトでした。
DVDビデオのデータ構造に関する知識がないと、どこをどのようにいじれば良いのか?サッパリ分かりません。
やりたいことは、
(1) DVDをプレーヤーに挿入したら、自動的に再生が始まる。
(2) コンテンツをチャプター毎に分けて、リモコンでスキップ(次の頭出し)ができる。
(3) 最後のチャプターが終わったら、自動的に一番最初のチャプターに戻り、ループ再生する。
という3点です。
設定方法について、以下のWebサイトを参考にしました。
・DVDstylerの設定・使い方:メニュー作成・プリコマンド・ポストコマンドの設定 - ぼくんちのTV 別館
用語について
メニュー表示やタイトル再生の、
直前に実行されるのがプリ・コマンドで、
直後に実行されるのがポスト・コマンドです。
●メニューの設定
メニューの設定は、メニューが表示される前に、1番目の映像(タイトル)にジャンプする設定にします。
画面下に並んでいる「メニュー」を右クリックして、「プロパティ」を出して、プリ・コマンドに「jump title 1;」を指定します。
これで、メニューが表示される前の処理として、タイトル1へ飛ぶので、結果的にメニュー画面は表示されずに、すぐに1番目の映像が再生され始めます。
●途中の設定
映像(チャプター、タイトル)が10個あるとした場合、1番目から9番目(最後の1個前)までは、映像の再生が終わったら、次の映像へジャンプする設定にします。
=連続再生にしたいため。
画面下に並んでいる「タイトル1」を右クリックして、「プロパティ」を出して、ポスト・コマンドに「jump next title;」を指定します。
同様に「タイトル2」から「タイトル9」まで、ポスト・コマンドに「jump next title;」を指定します。
これで、各映像(チャプター、タイトル)が表示された後の処理として、次の映像へ飛びます。結果的に連続再生が可能となります。
●最後の設定
映像(チャプター、タイトル)が10個あるとして、最後の10番目の設定は、映像の再生が終わったら、1番目(最初)の映像へジャンプする設定にします。
=終わりまで行ったら、また最初から自動的に再生させたいため。
画面下に並んでいる「タイトル10」を右クリックして、「プロパティ」を出して、ポスト・コマンドに「jump title 1;」を指定します。
これで、最後の10番目の映像(チャプター、タイトル)が表示された後の処理として、最初の映像へ戻ります。
プリ・コマンドやポスト・コマンドの仕組みが分からなかったので、何度か失敗しましたが、試行錯誤してやっと、希望のDVDを作ることができました。
DVDStylerの仕組みや使い方について、詳しく解説したWebサイトもあったので、より細かい設定をやりたい場合は、参考にしてみてください。
http://ecofreedrv.starfree.jp/kadenteki/ (2019/08/04 追記)