浜村拓夫(・∀・)作品集

頭の中にあるイメージを表現できるデザイン力が欲しいです(><)

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか 【目次】

私は要領が悪いので、仕事の進め方も下手です。

結果を出している、要領が良い人たちのやり方を参考にして、仕事の生産性を改善したいと願っています。

今回は、Amazonでベストセラーになっていた中島聡さんの本を読んでみました。

 

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

 

 

「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」という本です。

前にも、ブログでちょこっと紹介していました。

 

hamamuratakuo.hatenablog.com

 

本書を読んで、修正すべき自分の欠点を自覚しました。

中島さんの分析や方法論から、多くの気付きを得たので、自分用にメモしときます。

 

(もっと早くこういう話を知ることができたら良かったのにな~!と、後悔にも似た、ちょっと暗い気持ちにもなりました。)

 

●現在の欠点

・スロースターターなので、いつもラストスパートで作業をやりがち。

・時間の見積もりが甘く、時間オーバーになり、締切り期限を守れないことが多い。

・ムラ気があって、集中力が高い時と低い時が極端に分かれている。

 

●今後の改善策

・スタートダッシュで作業をやる。集中のピークを終わりではなく始めに持ってくる。

・タスクを15分で終わる大きさに分割する。

・そもそも、集中力を要する仕事ならやるべきでない。=選択ミスの可能性大。

 

●目次

1 なぜ、あなたの仕事は終わらないのか

  「終わらない仕事」は、こうなっている

  なぜあの天才は、トップグループから脱落したのか

  応用問題が終わらないと、テストは終わらない

  最初に頑張るアメリカ人、最後に頑張る日本人

  「なるはや」をやめれば緊張感が生まれる

  「余裕を持っておけばよかった」の経済学

  結局、なぜあなたの仕事は終わらないのか

  それでも、あなたの仕事は終わる

 

2 時間を制する者は、世界を制す

  その仕事は、本当に間に合うのか?

  スマホアプリがアップデートを繰り返す理由

  3500個のバグがあっても、世界は変わる

  すべての仕事は、必ずやり直しになる

  石膏像を彫るとき、「眉毛」ぁら始める人はいない

  待ち合わせ30分前に、スタバでコーヒーを飲め

  花さえ用意できれば、裏で昼寝してもいい

  ルーがなくてもカレーは作れる

  「出勤前の服選び」で疲れてどうする

  ビル・ゲイツの意思決定は光速

  現在の「右クリック」の概念は、こうして生まれた

  時間を制する者は、世界を制す

 

3 「ロケットスタート時間術」はこうして生み出された

  何としても宿題を終わらせて海に行きたかった

  予習は、最強の時短になる

  本当は受験勉強さえ効率化できる

  タイムマシンを作るのに漢字は要らない

  余った時間で、好きなことに打ち込む

  嫌なことをやりたくなければ効率化するしかない

  言葉で説明できなければ、先に形にしてしまえ

  「まず作ってみる」が、未来を変える

  企画を早く形にした者がチャンスをつかめる

  インターネットという概念に熱狂する

  誰もが、この時間術を使えるようにするために

 

4 今すぐ実践 ロケットスタート時間術

  100人に1人もできない「あること」とは?

  「ラストスパート志向」が諸悪の根源

  まずは「締め切りは絶対に守るもの」と考える

  スタートダッシュで一気に作る

  見積もるには、とにかくやってみることだ

  徹夜は仕事がノッているときにしろ

  仕事は最速で終わらせてはいけない

  集中力の秘密は「界王拳

  界王拳を使ってメールを返す必要があるか?

  どこまでも2:8の法則で仕事をする

  最強の昼寝は「18分」

  午後は気楽に「流し」で働く

  朝が最強である3つの理由

  結局、ロケットスタート時間術とは何なのか

 

5 ロケットスタート時間術を自分のものにする

  長期の仕事は縦に切る

  「並行して進む仕事」は1日を横に切る

  大きな仕事と小さな仕事が並行している場合

  それでもうまくいかなかったら

  あなたの仕事は規則を守ることではない

  ほかの人の仕事が遅れたら「モックアップ」を作る

  結局、まず仕事が来たら

 

6 時間を制する者は、人生を制す

  目的があれば、勉強はやたすい

  崖を飛び降りながら飛行機を組み立てろ

  勉強しなくても英語を話せるようになる方法

  集中しなきゃいけない仕事なんかするな

  何を基準に「自分に適した職」を選ぶべきか

  運だけではない「姿勢」の重要性

  やりたいことには思い切って飛び込む

  冴えたアイデアを生む思考とは

  今の環境で夢に近づく方法

  やりたいことが見つからないなら先人に聞く

  MBAで学べることより大切な、たった一つのこと

  時間を制する者は、人生を制す

  結局、本書の真の目的とは何か

  あなたが寝る前にやるべきこと

 

あとがき

 

●印象に残った言葉

(p.48) 結局、なぜあなたの仕事は終わらないのか

大きくまとめると、次の3点に集約されます。

 

①安請け合いしてしまう

②ギリギリまでやらない

③計画の見積もりをしない

 

「ギリギリまでやらない 」は、私に当てはまります。><

 

(p.61) 3500個のバグがあっても、世界は変わる

 「兵は 拙速 せっそく たっと ぶ」という言葉があります。これは兵法書の『孫子』から派生した言葉だと言われています(ただ、それを否定する説もあり、何の書物が政党な起源なのかは詳しくわかっていません)。

 この言葉は、一般には「 つたな い戦法でも素早く行動したほうが戦いに勝つ」という意味で浸透しています。転じて、「仕事は最初のうちに迅速に終わらせると良い」という意味にもなっています。

 

 けれどもそのバグの数は、大規模なプロジェクトの場合、ある臨界点に達するともうそれ以上減らないということがプログラマーの世界では知られています。なぜなら、あるバグを直すとその副作用でほかのところでバグが発生する可能性があるからです。つまりソフトウェアのバグというのは、完全に0にするのがとても難しいのです。

 それゆえプログラマーたちは、100点じゃなくてもいいので90点や80点のプログラムを必ず納期に提出することが求められています。「兵は拙速を尊ぶ」という言葉は仕事にもまさに当てはまるのです。

 

頭じゃ分かっているつもりなんだけど、それができないだよねー。><

 

(p.64) すべての仕事は、必ずやり直しになる

 このように多少のバグを無視して、とりあえず大枠を作ったものをプロトタイプ(試作品)といいます。これはプログラムの話に限らず一般的な仕事においても応用できる、より抽象的な概念であると理解してください。

 

 これは覚えておいてほしいのですが、すべての仕事は必ずやり直しになります。最初の狙いどおりに行くほうがまれなのです。スマホのアプリもWindows95も、あなたの明日のプレゼン資料もそうです。どうせやり直しになるのだから細かいことはおいておき、まず全体像を描いてしまったほうがいいのです。これがつまりプロトタイプを作るということになります。

 もし上司が、最初からプログラマーと密な連携を取ってプロトタイプを作っていたらどうなっていたでしょうか。きっと無駄なプロセスが省けて、もっと早く仕事が終わっていたはずです。

 

「やり直すのは面倒だからイヤ」という気持ちがどこかにあり、それで完璧主義に陥っていた面もありそうだな!

=1回で完璧に仕上げて、やり直しをしなくても済むように頑張ろう!と。

だけど、実際にはやり直しは多発するから、最初から肩肘を張る必要もないんだなー。

(´・ω・`)ショボーン

 

(p.70) 待ち合わせ30分前に、スタバでコーヒーを飲め

 締め切り当日がゴールだと思ってラストスパートをかける人は、大抵最後の最後になって不足していた部分に気づき、慌てることになります。「全力でプレゼン資料を作ることに集中していたため資料のコピーを取ることを忘れていた」などが典型でしょう。

 そうした思わぬ追加の仕事のことを私は誤差と呼んでいます。誤差のせいで完成していたはずの仕事が完成しなかった経験はみなさんあると思います。

 こうした誤差による失敗はすべて、締め切り当日がゴールだと思っていることに起因しています。

 

 10時にハチ公前に間に合うようにする方法ではなく、9時半にスターバックスにいる方法を考えるというわけです。そうすれば自然と電車に乗る時刻も早くなりますし、電車が遅延したとしてもほとんどの場合間に合います。

 この渋谷の待ち合わせの話が示唆することは、締め切りの前に締め切りがあると考えなければならないということです。逆説的なようですが、締め切りに間に合わせようと考えていても、締め切りには間に合いません。しかし、締め切りの前に締め切りがあると考えると間に合います。締め切りを狙ってはいけないのです。

 

これ、まさに私にピッタリです!

ラストスパート型の人間って、照準を合わせるべき時間が実は遅いんだね?

「締め切りの前に、もう一つの締め切りを設ける」~この習慣は必須だと実感しました。

=プロジェクト管理で言えば、進捗のマイルストーン(指標)を適切に設定すべきと。

 

(p.93) 時間を制する者は、世界を制す 

結局時間を制するとどんなメリットがあるのかをおさらいしておきましょう。それは次の3点に集約されます。

 

①リスクを測定できる

②目に見える形のもの(プロトタイプ)を素早く作ることができる

③誤差に対応できる

 

100点の仕事など存在しないのです。それよりも最速でいったん形にしてしまってから、余った時間でゆっくりと100点を目指して改良を続けるのが正しいのではないでしょうか。

 

・最初に短時間でプロトタイプを作る

・余った時間がスラック(余裕)となり、改良の時間が確保できる

 

うん、その方がメリットがデカイよな。今度からそうしよう!

 

(p.118) 嫌なことをやりたくなければ効率化するしかない

やりたいことをやるためには、やりたくないことを速攻で終わらせるしかないのです。

 

 社会や国語の勉強は本当に嫌いでしたが、やらないと好きなこともできなくなるので、とにかく嫌いなことをする時間を減らそうと努力しました。でも嫌いなことには集中できない。集中できないなら効率を上げるしかない。それだけを信じて突き進んでいました。

 

・嫌いなことだから、放置して、逃げ出す。

・嫌いなことだけど、放置できないときは、短時間で終わらせる方法を考える。

 

嫌いなことは後回し(先延ばし)にして、最後の最後にやるパターンが多いかな?

でも、逃げるんじゃなくて、立ち向かうという姿勢は大事だよなー。

どうせやるしかないなら、短時間で終わらせられるような工夫が必要と。

→例)勉強だったら、予習(準備)をして、本番(授業)の1回で理解するとか。

 

今後は、面倒くさいことがあったら、短時間で完了させられるような工夫をしよう。

 

(p.149) 「ラストスパート志向」が諸悪の根源

 大半の人が、スケジューリングの段階から大きな勘違いをして仕事に取り掛かっています。締め切りという言葉への典型的な誤った考え方は、次のようなものでしょう。

 

・見積もりはあくまで見積もりでしかなく、予定どおりに仕事が進むとは限らない

・締め切り目前に、徹夜でも何でもして頑張ることが大切

・それでもどうしても締め切りに間に合わなかった場合は、その段階でスケジュールを変更してもらうしかない

 

そして最も良くないのが「ラストスパート志向」です。多くの人が、「最初はのんびりしていても、最後に頑張ればなんとかなる」という根本的な誤ちを改めることから始めないといけません。

 ラストスパート志向の一番の欠点は、最後の最後までそのタスクの本当の難易度がわからないという点にあります。どんな仕事でも、やってみないとわからない部分が必ずあるのです。

 だからラストスパート志向で仕事に取り組むと、仕事の後半に予想外のアクシデントが発生して、完了までの時間が延び、ほかの人に迷惑をかけてしまう可能性が出てくることを忘れてはいけません。

 

さすがに、締め切り直前になって赤信号を出すことはしないなー。

=その手前で黄色信号を出して、相談するようにはしているw

まあでも、間に合わなかったら徹夜すれば良いという安直な考え方は持ってるな?

 

(p.152) まずは「締め切りは絶対に守るもの」と考える

 ではたとえば上司から「これ10日でやっといて」という仕事が降ってきたとき、どうすればいいでしょうか? 大切なことは、スケジューリングの段階から「締め切りは絶対に守るもの」という前提でのぞむことです。すると予定を立てる段階から、次のような真剣なやり方をとらざるを得なくなるはずです。

 

①「まずはどのくらいかかるかやってみるので、スケジュールの割り出しのために2日ください」と答えて仕事に取り掛かる(見積もりをするための調査期間をもらう)

②その2日をロケットスタート期間として使い、2日で「ほぼ完成」まで持っていく

③万が一、その2日で「ほぼ完成」まで持っていけなかった場合、これを「危機的な状況」と認識してスケジュールの見直しを交渉する。

 

・見積もりの調査期間を設ける

・見積もりの期間で、プロトタイプを作る

・プロトタイプが作れなかった場合は、時間不足と判断する

 

恥ずかしながら、このようなプロセスはスッポリ抜けてましたwww

見積もりは、いつもドンブリ勘定でした。

=過去の経験等から「類推」して、「まあこんなもんかなー?」と思った所要時間を、単純に2倍にして、工期として見積もってました。

→デタラメですねw

 

今後は、見積もりの調査期間=プロトタイプの作成、というスタイルに変更します。

 

(p.157) 見積もるには、とにかくやってみることだ 

一言で言えば「時間に余裕があるときにこそ全力疾走で仕事し、締め切りが近づいたら流す」という働き方です。

 

 具体的な見積もりの仕方は、「最初の2日で仕事の8割を終わらせる」でした。

 これが鉄則です。最初の2日というのは締め切りまでの期間によって適宜変わります。締め切りが10日後の仕事なら2日間、5日後なら1日、3日後なら半日、1日なら3時間というように、大体全体の2割程度の期間です。とにかく猛ダッシュのロケットスタートを切ることが重要です。

 なぜそんなハードなスタートダッシュを切るのかというと、あなたのラストスパート志向を矯正するには、そのくらいハードなことをしないといけないからです。人生を変えたいのであれば、今後あなたは、徹底的にロケットスタート型に舵を切るべきです。

 ちなみにロケットスタートを実践するときのコツですが、前倒しで取り掛かることです。仕事が決まったら、すぐにやってください。

 人は誰しも無意識のうちに不安を抱えながら仕事をしています。締め切りに間に合うかどうかを恐れているからです。ですから、取り掛かる時期が早ければ早いほど不安は小さくなります。取り掛かりを前倒しし、華麗なロケットスタートを切れば、仕事のほとんどが期限の2割程度の時間で終わります。

 その瞬間を体験したとき、あなたの目から見えている景色は180度変わっていることでしょう。ぜひその快感を体感してみてください。

 仕事の提出を前倒すのではありません。取り掛かりの時期こそを前倒すのです。

 

常に意識しておきたいキーワードは、

ロケットスタート

・猛ダッシュ

・前倒し

etc. 印刷して目の前に貼っておこうかなw

 

前倒しには、遅れる不安を解消する効果もあると。

 

(p.180) 朝が最強である3つの理由

仕事はスタートダッシュがすべてなのです。では、なぜ私は、朝4時という早朝からロケットスタートしているのでしょうか? 理由は3つあります。

 

①外部要因の締め切りが設定できる

②メールをチェックする必要がない

③話しかけてくる人がいない

 

①は擬似的な締め切りを意図的に作れるという理由です。朝6時に家族が起きてくるのが私にとっての朝の締め切りです。締め切りがあると、仕事をやらなければならないという気持ちになります。

 

 私は毎朝ゲームをしているのです。家族が起きる2時間後までに決めたタスクにすべてチェックを付けられるか、というゲームが始まるのです。こうした締め切りを意図的に作るのはなかなかできることではありません。何時までにやる、と自分で決めることはいつでもできますが、内部要因での締め切りはいまいち拘束力が弱いのです。その点朝は外部要因が多いので、締め切りを作ることが容易です。家族が起きるまで、8時のニュースが始まるまで、近所の小学生たちが外ではしゃいでいるのが聞こえるまで……など。

 他方、夜はそうした締め切りが作れないのが難点です。だから夜はいつもあでもダラダラと仕事を続け、ある臨界点を迎えたところで「徹夜するか!」と開き直ってしまうのです。こうした仕事の仕方がよくないということは、何度も繰り返しお伝えしてきました。

 

 集中が分断された3時間と分断されない1時間は、同じくらいの仕事効率があると私は考えています。

 

・内部要因=自分で決めた締め切りよりも、外部要因=他人がかかわる締め切りの方が、拘束力が強い。

・朝と夜では、朝の方が締め切りを設定しやすい。

 

最近、電通の過労死が問題になっていたけど、まさにこれだよなー。

自戒の意味も込めて、早寝早起きの朝型生活にしたいです。

 

(p.183) 結局、ロケットスタート時間術とは何なのか?

・「仮眠を取る」と「マルチタスクをやめる」で、仕事の効率を上げる

 

(p.188) 長期の仕事は縦に切る

ロケットスタート仕事術の本質は余裕を持つことであり、高速で次々と仕事を終わらせることではない

 

勘違いをしてはいけないのは、完了までの速さではなく、余裕を持つこと。

=時間配分を改善することが目的なんだな。

→ラストスパート型から、スタートダッシュ型に切り替えることが大事。

 

(p.203) それでもうまくいかなかったら

 再三にわたって「あなたの仕事は終わります」と言ってきましたが、時間術をカスタマイズして挑んでもなお、仕事が終わらないことがあります。

 つまづきやすいポイントは次の3点です。

 

・集中力が足りない

・仕事が自分のキャパシティを超えている

・ほかの人の仕事が遅れている

 

自分のスキル、能力の限界を把握しておく必要もあると。

 

(p.205)

 朝早く起きたら眠くて効率が落ちると思う方もいるでしょうか。ところが本書は3章から4章にわたる2章分で積極的に昼寝を推奨しています。眠気に無理して立ち向かう必要はありません。仮眠を駆使して朝型の生活に馴れていきましょう。

 ちなみに、人がある習慣を身に付けるには、平均で同じ行動を66日続ける必要があることが、ロンドン大学のフィリパ・ラリー博士(※1)らの研究でわかっています。

 また、フィリパ・ラリー博士の研究では、たまに行動に失敗した(たとえば朝起きられなかった日があった)としても、それに気を病まず気楽に続けた人が習慣化に成功しているそうです。

 ですから、まず2か月間「○時に起きる」ことだけを気軽にやってみましょう。なかには早く寝られなかった日もあるでしょうが、ここでも完璧を目指さず、とりあえず○時に起きることは堅持しましょう。すると、体のリズムも勝手に合ってきます。

 

へ~、こんな研究結果があるんだ。…これだな?

How long does it take to form a habit?

It takes an average 66 days to form a new habit, according to new research by Phillippa Lally and colleagues from the Cancer Research UK Health Behaviour Research Centre based at UCL Epidemiology and Public Health.

 

(p.220) 目的があれば、勉強はたやすい 

 一言で言えば、目的のない勉強はするな、です。

 正確に言えば、勉強のための勉強に意味はないということです。

 勉強のための勉強というのは、「なんとなく将来役立つかもしれないから」などの漠然とした理由で臨む勉強のことです。

  

 けれどもそういった理由で勉強しても長続きしないし、途中で挫折することはわかっています。だから私は、何かきっかけがあるまで人工知能の勉強はしないようにしています。きっかけというのは、たとえば仕事で人工知能を使ったソフトウェアを開発することになる、といった機会です。そんなソフトウェアを開発するためには人工知能の知識が必要になります。そのように明確な目標が決まって初めて調べ出します。勉強ではなく調べるのがキモです。

 

・「勉強」という行為を、さらに細分化すると「調べる」という行為になる。

・調べた結果を取捨選択して、必要だったら、次に覚えるとかのステップに進む。

 

「勉強」という言葉には、ネガティブなイメージを抱きがちだったけど、「調べる」という言葉なら、心理的負担が少なくて、楽に取り組めそう。

ハードルを低くするために、「勉強」するのではなく、「調べる」ことに変更しよう。

 

必要になったら初めて取り組む=これは野口悠紀雄氏が提唱していた「パラシュート学習法」と同じだな?

→必要なときに、必要な知識を学ぶ=範囲を限定すると、学習が容易になる。

 

図解「超」勉強法

図解「超」勉強法

 

 

(p.225) 崖から飛び降りながら飛行機を組み立てろ

何かの実践のために知識が必要な場合、知識はやりながら覚えていくべきだということを言いたいのです。つまり、崖を飛び降りながら飛行機を組み立てていくのです。

 

(p.233) 集中しなきゃいけない仕事なんかするな

 ここまでの時間術を使っても、どうにも残ってしまう問題があります。

 それは、どんな技を駆使しても、どうしても集中できない人です。

 きっとこの本を読んでいる人、いや読んでいない人も含めてほとんどの人が困っていると思います。でも私は、そもそも集中力のなさに悩むという行為自体が間違っていると考えています。集中力を要するような仕事をしている時点で違うのです。どういうことでしょうか。

 それは「自分が本当にやりたいことを見つけろ」という、とても単純な話です。良い方を変えて「わがままに生きろ」でも「自分に正直に生きろ」でも「本能にしたがえ」でも良いのですが、結局のところは「一度しかない人生、思いっきり楽しもうぜ」という話です。

 集中力を無理に引き出さなければいけない仕事をそもそもするな、ということです。そういった仕事は、本当にあなたがやりたくない仕事であり、そもそもそういう仕事に対して本質的な集中力を発揮するのは難しいという話です。

 

 天職とは、「運命で定められた、天から授かった好きで好きでしょうがない職業」のことです。

言いかえれば天職とは「傍から見ると苦しそうだが、本人にとってはそのこと自体が喜びであり、いつまでもやっていたい仕事」のことです。

 「自分には才能がないから天職なんて見つけられない」とネガティブに考える方もいるかもしれませんが、これも間違いです。重要なのは楽しくて楽しくてしょうがないかどうかの、ただ一点のみだからです。

 

 そんな天職に就いたとき、あなたはもう集中力を必要としない世界に突入していけるのです。

 

(p.237) 何を基準に「自分に適した職」を選ぶべきか

仕事は「頼まれなくても自分から喜んで残業するほど楽しい仕事か」どうかで選ぶべきなのです。月曜日が毎週つらくて、毎日夕方5時になるとそわそわし始めるような仕事を選んだら一生後悔します。

 

 集中力は、好きだからそこ自然に出てくるもので、好きでもないものに対して無理やり絞り出すものではないのです。だから、「集中力がほしい」と思って本書を手にした方は、本書のノウハウを使って無理に集中力をひねり出す前に、根本的なその問いに向き合ってほしいのです。

 

この考察は、半分は正解で、半分は間違いでしょう。

・正解:フロー(集中)状態に入る条件の一つが、好きなこと、楽しいこと、という点はOKです。

・不正解:心理学で言うところの「リフレーミング」(変容)という視点が抜けています。

 

リフレーミング - Wikipedia

フレーミング(reframing)とは、ある枠組み(フレーム)で捉えられている物事を枠組みをはずして、違う枠組みで見ることを指す。

 

つまり、楽しくないことを楽しいことに変えたり、その逆もある程度は可能だということです。

 

(例)

私は中学生の頃、歴史の勉強が嫌いでした。過去の出来事を年号で丸暗記することは、自分にとって価値のないことで、苦痛だったからです。

しかし、大人になってから、歴史を学ぶ意義を理解して、歴史の勉強が好きになりました。過去の人々の活動は、成功と失敗の見本集であり、他人から学ぶことで人生の時間不足を補強する材料に使える=自分にとって利益のあることだと認識して、それ以降歴史の勉強が楽しくなりました。

 

…とはいえ、フレーミングは魔法ではないので、何でもかんでも楽しく変えることは難しいでしょう。

上記の天職の話で言えば、「天職は探す」というよりも、(リフレーミングも用いることで)「天職は作る」というかんじに近いと思いました。

(まあ、これは個人個人で経験が違うのは仕方がないことなので、経験則によって、中島さんの見方は間違えている、と一概に断定できない問題かも?)

 

(p.265) 時間を制する者は、人生を制す

本書の時間術の萌芽は、小学校3年生の夏休みに、私が宿題を終わらせていなかったばかりに海に行けなかった経験がベースとなって生まれました。

 その後私は、嫌いな勉強をしたくない、好きなことばかりしていたいがために、この時間術を発展させてきたのです。

 すなわち、本書の時間術が、最も効力を発揮するのは、「嫌なことから逃れたいとき」でもあるのです。

 だから、時間がない、お金がない、今の仕事が嫌だ、上司が最低の人間だと嘆いている方は、今の今から、本書の時間術を使い倒して、嫌な仕事を速攻で終わらせて、そうして手に入れた余裕の時間でもって、次の人生のための準備を始めてください。

 

 そのときのつらさは、もはや苦しみではなくなっているはずです。なぜなら、それは「嫌いなこと」の一部ではなく、「好きなことをやる」ための一部になっているからです。

 たとえば、そのためにまず半年耐える。その間に成果を挙げる、と期限を切ってもいいでしょう。嫌な上司から逃れたいのであれば、その期間に今の仕事で大きな成果を上げ、その成果をお土産にして、次の会社に転職すればいいのです。

 新しい明日のための期限付きの努力であれば、今まで何事に集中できなかったあなたも、集中して耐え抜けるはずです。

 ゆえに、時間を制する者だけが、人生を制することができるのです。逆に言えば、今の生活に不満足な人は、今自分が、時間に支配されてしまっているんだという現実を、しっかりと認識するところから始めなければいけません。

 人生だ生涯だと大きく言ったところでそれは結局、今からの一分一秒の積み重ねでしかないのです。私のこれまでも、ただ単に、時間と真摯に向き合っただけの半生でしかなかったのですから。

 

・「嫌いなこと」を部分的に「好きなこと」に転化する。

 →これって、リフレーミングの一種ですかね?

 =今の苦しみが、将来の喜びの材料になっていると認識できたら、少し楽になる?

 

・人は無期限の我慢はできないけど、期限付きの我慢ならできる。

 →最初は5分とか10分でもいいんだよね?(徐々に伸びていけばOK)

 

(p.272) あなたが寝る前にやるべきこと

 あなたが今日から実践すべきこと、それは夜寝る前に、明日やることのタスクリストを作ることです。これをやらなければいけないのは「絶対」です。

 4章でお話ししたとおりですが、タスクリストがあるのとないのとでは、仕事の効率がまるで違ってきます。自分が何をするべきなのかがわかっていない人は案外多いものです。

 

 私はタスクリストは普通にノートに書いています。パソコンのツールやスマホのアプリだと起動に少し時間がかかるからです。毎日やるものは、極限にまで動作のハードルを下げるべきです。紙のノートだったらいつも手元に置いておいて、サッと開いて書けばいいだけですから長続きします。

 

 具合的にはどうするか、というと、左端にチェックボックスを書き、その右に仕事の内容を書きます。ここで重要なのは、仕事は15分程度で終わる単位の仕事に分けることです。15分で終わらない仕事もいくつかの小さな仕事に分割します。慣れないうちは難しいでしょうから、まず5章の「長期の仕事は縦に切る」でお話ししたような要領で、大きな仕事をズバズバと中くらいの規模に分割していってください。その後更に小さな仕事に切り分け、そのうえで15分くらいの微細なタスクにまで落とし込んでいきます。

 作業自体はたったこれだけのことです。私は毎日寝る前の5分程度で書いています。しかしこれはたいへん重要なことです。なぜならタスクリストがあると仕事にリズムが生まれるからです。仕事のリズムとは、つまり一つの仕事を終えるごとにリストにチェックがついていく快感のことです。

 言葉にするとあまり大したことのない感覚のようですが、実際になってみるとかなりの高揚感があります。

 ここに書き出したタスクが明日の作業ということになるのですが、思い出してみてください。本書の方法では、1日の仕事の大半(8割)をいつまでに終わらせるのでしたか?

 

 そうです。あなたは明日の仕事の大半を、明日の午前中までに終わらせるのです。

 

 ということは、明日朝起きたら、せっせとタスクをつぶしていき、あなたは明日のお昼までに、このリストのほぼすべてにチェックをつけて終わらせるわけです。

 チェックまでの時間にリズムをつけるのが重要です。1日のタスクが3つくらいだとなかなかチェックをつけられません。そうすると頑張っているのになかなか仕事が進んでいないように思えたりするので、分割することで気持ちよくなるべきです。どんどんチェックをつけられるので、午前中いっぱい達成感が持続します。

 このリズムが、あなたに「仕事を追っている感覚」をもたらします。仕事に追われていた今までとは180度違う感覚です。朝の2時間半でどれだけタスクを倒せるのかが楽しくて楽しくてしょうがなくなっていきます。午前中にほとんどの仕事を終えられたときの快感たるや、筆舌に尽くしがたいほどです。

 私はそうして今、ここに立っています。明日から、あなたにもそのすべてが可能になるのです。

 

・タスクリストで、何をするべきなのか迷わないようにする。

・大きなタスクはブレークダウン(細分化)して、15分程度の仕事にする。

・スモールゴールをたくさん達成して、達成感の快感に浸る。

 

これは、原理的には麻薬中毒と同じですね?w

→(良い意味で)快感を追及して反復する=継続可能になる。

 

(p.278)

 仕事が始まるのは会社でパソコンのスイッチを入れたときではなく、会社に向かっているときなのです。

 というよりも実際には、夜寝る前からすでに明日の仕事は始まっています。

 

 夜の時間、すなわち「流し」の時間の後半あたりで眠くなったり、仕事に煮詰まったりした場合は、思い切って明日に向けて寝てしまうのです。しかもだた寝るだけでなく、このときに、睡眠学習ならぬ睡眠仕事を意識しましょう。考えても考えても解決策が思い浮かばなかった難問、何をどうやっても前に進められなかった仕事。それらは寝ながら考えようと思って、解決策を考えながら眠りにつきます。

 そうして翌朝、会社に着いたら、コーヒーを淹れたりせずに仕事を始めます。やることは決まっています。「10倍界王拳を使って仕事をする」。タスクリストに書いてあります。

 そうすると不思議なことに、昨日はどうやっても出てこなかった冴えた解決法が、湯水のごとくあふれ出てくるものなのです。

 この本を閉じた後にあなたが作るタスクリストは、未来の地図です。それに従って進んでいけば、ここではないまったく違う新たな場所にたどり着くことができます。だから、タスクリストは「書くもの」ではなく「描くもの」です。

 明日の分のタスクリストが完成したら、スマホをいじったりせず、明日の仕事のことを考え、ワクワクしながらベッドに入りましょう。

 

 私はこの本を、中学のときに作りたいと熱望していたタイムマシンの代わりとして、あなたの人生を一気にワープさせてくれるデバイなんだと思って書きました。

 あなたの人生に、少しの明かりを灯すことができれば、これ以上うれしいことはありません。

 

 一度しかない人生、思いっきり楽しもうぜ。

 

 やりたくないことに延々時間をとられてるなんて、もったいないぜ。

 

本を読んでいたときは、読み流していて、あまり頭に残っていなかったけど、こうしてメモにしてみると、すげーカッコイイこと言ってるな~、と思いましたw

 

「タスクリストは未来の地図」~このフレーズ、気に入りました!

 

つまんない仕事でも、楽しいことに変えることができそう♪(・∀・)

 

●著者紹介

中島 聡(なかじま・さとし)

 1960年北海道生まれ。早稲田大学高等学院早稲田大学大学院理工学研究科修了。高校時代からパソコン系雑誌『週刊アスキー』において記事執筆やソフトウェアの開発に携わり、大学時代には世界初のパソコン用CADソフト「CANDY」を開発。学生ながらにして1億円を超えるロイヤリティーを稼ぐ。

 1985年に大学院を卒業しNTTの研究所に入所し、1986年にマイクロソフトの日本法人(マイクロソフト株式会社、MSKK)に転職。1989年には米国マイクロソフト本社に移り、Windows95、Internet Explorer3.0/4.0、Windows98のソフトウェア・アーキテクト(ソフトウェアの基本設計・設計思想〈グランドデザイン〉を生み出すプログラマー)を務め、ビル・ゲイツの薫陶を受ける。本書は、早咲きであった著者の「時間術」をまとめたもの。学生時代から、そして米マイクロソフト本社においても、「右クリック」「ダブルクリック」「ドロップ&ドラッグ」を現在の形にするなどWindows95の基本設計を担当し、またWindows98ではOSにインターネット・ブラウザの機能を統合することで、マイクロソフトのブラウザのシェアを世界一にするなど、大きな成果を上げ続けた秘訣こそが、この「時間術」だった。

 2000年に米マイクロソフトを退社し、ソフトウェア会社のUIEvolutionを設立してCEOに就任、現在に至る。人気ブログ「Life is beautiful」及びメルマガ「週刊Life is beautiful」でも有名。

 

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Windows95を作った方なんですね!(スゴイ)

 

本書を参考にして、仕事のやり方を改善していきたいと思います。