デザイン思考の骨格をなすPDCAについて、「ざっくりPDCA」という分かりやすい本がありました。
・主人公と先輩の2人が会話する形式で、PDCAの説明が進みます。
・イラストもちょいちょい挟まっていて、視覚的に理解を促します。
●目次
はじめに
第1章 リーダーになるためにカタチから入ろう
・そもそもリーダーって何する人?
・リーダーよりもプレイヤーのほうが楽しい!?
・上から目線のリーダー像はもう古い!
・リーダーの“カタチ”を知ることからはじめよう
第2章 深く考えずに、とにかくやってみる
・考える人 VS 悩む人
・深く考えずに“TTP”を実行せよ!
・成果はあとから追いかけてくる。だから焦るな!
・リーダーの仕事は「時計」をつくること
第3章 PDCAって何だろう?
・PDCAとは成果を導くキーワード
・PDCAが回る組織 VS 回らない組織
・カチッとはめて、サーっと回る組織が理想
・リーダーの役割=PDCAをしっかり回すこと
第4章 PDCAを回そう!
・P:計画を立てる!
・D:まずやってみる!
・C:成果を共有する!
・A:改善をして取り組む!
第5章 PDCAが回れば コミュニケーションがうまくいく
・リーダーの悩みの種は“人間関係”
・人ではなく、仕組みを動かす
・ホウレンソウよりもソウレンホウ
・質問を使って考えてもらう
第6章 新米からホンモノのリーダーになるために
・会社の方針をそのまま伝えるリーダーはNG
・ミーティングでは聞き役に回る
・メンバーが思い通りに動かない時の対処法
・メンバーと一緒に自分も成長する
●引用
(p.53) 図2-1 考えると悩むの違い
(p.75) 図3-1 PDCAのポイント
(p.80 - p.82) PDCAがうまくいかない組織、チームの特徴
(p.88) 図3-3 目的と目標
(p.105) 図4-1 目的、目標、計画
(p.221) 図6-4 PDCAによるスパイラルアップ
●PDCA
PDCAは、問題を解決するための「型」です。
「型」は真似することができます。
PDCAは知っていたけど、私は要領が悪い人間なので、PDCAという「型」をうまく活用できていませんでした。
PDCAの使い方を学んで、もっと成果を出せるように、パフォーマンスを改善したいです。
PDCAサイクル(PDCA cycle、plan-do-check-act cycle)は、事業活動における生産管理や品質管理などの管理業務を円滑に進める手法の一つ。
Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4 段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善する。
●デザイン思考
・デザイン思考 → ラピッドプロトタイピングで、試作品を量産し、改善を繰り返す。
結局、デザイン思考の基本構造は、PDCAサイクルでした。
デザイン思考におけるPDCAサイクルは、
・ルーチンワーク(定型業務)の改善ではなく、
・プロジェクト(単発業務) の改善に向いています。
イノベーション(発明)は、今までになかったものを、新たに作り出すプロセスなので、ルーチンではなくプロジェクトです。
単発のプロジェクトでも、要領の良いやり方はあって、プロジェクトをPDCAでパターン化したのが、デザイン思考だと思いました。
●企画作業の7ステップ
和田裕介さんは、PDCAサイクルのスタート部分について、7段階の作業を提唱されていました。
1. 哲学
2. アイデア
3. テーマ
4. コンセプト
5. 名前
6. デザイン
7. 内部設計
この7つのステップと、PDCAサイクルに入る前に準備する「目的→目標→計画」というステップは、同じような内容ですね?
=細分化の仕方が違うだけ?
・PDCAサイクルに入る前
・PDCAサイクルの最中
・PDCAサイクルから出た後
各段階における必要な作業を検討して、PDCAサイクルを活用していきたいと思います。