「Ableton Liveによるトラックメイキング」の第6章「EDMトラックの制作」を読んでみます。
「EDM」というジャンルは、どんな音楽なのでしょうか?
EDMとは?
エレクトロニック・ダンス・ミュージック - Wikipedia
エレクトロニック・ダンス・ミュージック(electronic dance music、EDM)とは、シンセサイザーやシーケンサーを用い、主にクラブないしは音楽を中心にそえるエンターテインメントの場において、その場の人々を踊らせるという目的の元作られたダンスミュージックのことである。
EDMは、その名の通りダンスフロアでの使用を前提とした電子音楽というのが、特徴みたいです。
EDMトラックの音作り
(p.106)
「Electronic Dance Music」を略してEDMと呼んでいます。
主にシンセサイザーによって作られた踊れる音楽の総称であり、時代によって流行りがあったり、国によって傾向が違うなど、サブジャンルも数多くあります。
ポイントは「踊れる」音楽ですから、ドラムとべースによって作られるビートがもっとも重要で、EDMアーティストは例外なく個性的でイカしたビートを世に送り出しています。
EDMトラックを作るにあたっては、いかにクールなビートを作るかが命題なので、基本的なリズムパ夕ーンやエフェクト処理を知り、更に個性を与えるためのユニークなアイデアを自分なりに開拓していくことが大切でしょう。
ビートが強いためシンセなどの上モノはシンプルなものでも成立しますが、シンプルなフレーズをクールに聴かせることはとても難しいので、各パートのサウンドの強度をしっかリ出すためのスキルが必要です。
本章ではLady GaGaやDavid Guettaのような派手なEDMトラックをイメージして、少ないパート数でも作品として申し分ないサウンドを作るためのアイデアや、実際のLiveの使い方を紹介していきます。
EDMの代表作
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トラックメイカーが選ぶEDMの代表作
Lady GaGa / Artpop
EDM界きってのビッグネーム。
時代を牽引するステイタスがあり、才能もホンモノです。
アートポップ-デラックス・エディション(初回生産限定盤)(DVD付)(特別価格)
- アーティスト: レディー・ガガ
- 出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック
- 発売日: 2013/11/06
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Madonna / Rebel Heart
長年に渡りポップス界のトップに君臨する女王。
常にその時代のEDMを作り続けている。
- アーティスト: マドンナ,NAS,ニッキー・ミナージュ,チャンス・ザ・ラッパー,マイク・タイソン
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2015/03/11
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Underworld / A Hundred Days Off
ポップさを排除しミニマル的アプローチとスピード感溢れるビートで構築されるUK EDM。
Skrillex / Bangarang
グロウルべースなどサウンドデザインに見るべきものが多い作品。
ダンスと切り離しても聴ける。
David Guetta / Nothing but the Beat
現代のEDMブームを作り上げた張本人。
ポップ路線なのであくまで若者が踊るための音楽。
Nothing But the Beat: Ultimate Edition
- アーティスト: David Guetta
- 出版社/メーカー: EMI International
- 発売日: 2012/12/10
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まとめ
EDMの代表曲といわれる作品は、今までポップスだと思っていた曲でしたw
ユーロビートがアメリカに渡り、大金をかけてリメイクしたかんじのサウンドですね?
LMFAOが、このジャンルにセグメントされていないのが不思議でしたw
(ELECTRO HOP=HIP HOPに分類されるみたい?)
EDM系のサウンドエンジニアが、どのようなテクニックを駆使しているのか?参考にしてみたいと思います。
Ableton Liveによるトラックメイキング 基本から実践スキルまで
- 作者: 齊藤義典,横川理彦,KABEYAM,竹内一弘,Koyas,NAO,山道晃
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