手をクロッキーしてみました。
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●自己テストで長所と短所を知る
ここでは鉛筆を用意して、手をクロッキーしてみます。クロッキーというのは下絵のような速描きのことを指し、陰影などは省いて、線ですばやく形を取ります。
手のひら側を一枚、あとは自由な角度で三枚ほど描いてみましょう。制限時間は特に設定しませんが、速い人で一枚三分程度、遅い人でも十五分くらいが目安となります。
注意点:自分の手より大きく描くようにします。特に難しい角度で描く必要はありませんので、描きやすいポーズを作ってみましょう。消しゴムは極力使わないようにします。理由は、人に見せる作品ではないので間違ったところも記録として残しておきたいこと、また描いたり消したりを繰り返していると描けない気分になり、自信を喪失してしまうことが挙げられます。ぜひ前向きに! ポジティブに! うまくなくていいので、自分らしい絵を描いてみましょう。
●やってみた
・手のクロッキー「パー」(所要時間:12分)
・手のクロッキー「グー」(所要時間:5分)
・手のクロッキー「チョキ」(所要時間:7分)
・手のクロッキー「いいね!」(所要時間:4分)
●自己評価
・アイディア: 3点
・オリジナリティ: 3点
・形状ストック: 2点
・構図構成力: 2点
・形を取る力: 1点
・立体を把握する能力: 1点
・テクニック: 1点
・完成させる力: 0点
<絵の特性と目的>
・短所克服を優先
・立体タイプ
・筆圧が強め
・絵は手段
・人に見せたい
・何でも描ける
<その他、気がついたところ>
・能力チャートで一番近いのが「企画アイディア系」
・特性と目的から見ても、ビジネス系の絵描きのほうが向いているようだ。
・現在の自分の状態は、形(比率)を取るのに時間がかかっているときがある。
・ペーパープロトタイピングなど、紙の上で試作品を描く作業が向いているかも?
現状を踏まえて、自分に合ったイラストのトレーニング方法を検討してみたいと思います。