世の中には、「エスキース」なるものがあることを知りました。
エスキース(esquisse 仏)とは、スケッチのことであるが、語源的には、「下絵」を指す。
日本では、建築や、環境デザインに関連する計画初期時にコンセプト、概念図等を簡易にまとめ、検討する際の資料作成作業も含むため、この行為全体をエスキース、またはエスキスと呼称している。
Esquisse(仏、英) 美術用語。
作品の構想を固める時、多くのスケッチやクロッキーをもとにして、全体の構図、配列、配色などの研究を目的につくる試し描き。とくに大画面の制作を計画する時、作業の手順や表現効果を検討するためにつくる縮小版の作品を指すことがある。
クロッキー、デッサン、スケッチなどとほぼ同義に用いる。ただしエスキースは、最後に独立した作品に仕上げる意識のある場合に用いる。小さな鉛筆の走り描きなどは、全体の構図が描かれていても、単にスケッチ、デッサンと呼び、エスキースと呼ぶことは少ない。
Esquisse(仏)
素描、下絵、素案、概要を意味する仏語。
「エスキス」とも表記される。
作品を制作するための着想や構想、あるいは構図を描きとめた下描きのことで、作者のインスピレーションを吟味し、計画を(綿密に)練る作業や下絵そのものを指して使われる用語。
類語のクロッキーとは異なり、素早さや描写であることを特に意味せず、必ずしも大まかな図や絵であるとは限らない。
したがって、検討を重ねるなかで通常複数枚作成される。
原義に「草稿」の意味が有るとおり、完成作のための準備であることが強く意識されるため、色や配置の指示、コメントなどの言語が書き加えられたり、画枠に対するトリミングの線が描き入れられることも多い。
建築分野では、デザイン全体の構想や概念図、およびそれに関わる資料作成の作業、下描きを指すときに用いられる。
試し描き、縮小版の作品、という意味らしいです。
これから作る予定の作品について、「エスキースを出して」と言われたら、完成予想図のスケッチを見せたら良いみたいです。
(そういう使い方でいいのかな?)
ペーパープロトタイピング(試作品のイラスト)も、エスキースの一種だよなー。
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Google画像検索で調べると、建築関係の図面やイラストが多数ヒットしました。
主には、そっち関係の用語なのでしょうか?
アイデアやコンセプトを可視化するために、エスキースの描き方、まとめ方について知っておこうと思います。
ラファエロ・サンティ(伊: Raffaello Santi、 1483年4月6日 - 1520年4月6日)は、盛期ルネサンスを代表するイタリアの画家、建築家。
ラファエロの作品はその明確さと分かりやすい構成とともに、雄大な人間性を謳う新プラトン主義を美術作品に昇華したとして高く評価されており、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロとともに、盛期ルネサンスの三大巨匠といわれている。
堕天使を駆逐する聖ミカエル
Saint Michael Trampling the Satan
油彩画 268 x 160 cm
ルーブル美術館 Musée du Louvre, Paris, France
(via Raphael,Santi - 蒼い部屋)
(via パリの美術館巡り~ルーブル美術館(イタリア絵画編)~ (パリ) morisotさんの旅行写真)
(1)資料を集めて、(2)試作品を作り、(3)完成品を作る、と。