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浜村拓夫(・∀・)作品集

頭の中にあるイメージを表現できるデザイン力が欲しいです(><)

「ネンドノカンド」 論理と感情の視点

佐藤オオキさん(デザイナー)の、「ネンドノカンド」という本を読んでいます。

参考になりそうな考え方をメモ。

 

ネンドノカンド -脱力デザイン論-

ネンドノカンド -脱力デザイン論-

 

 

 ●デザイナーの思考

デザイナーの人は、いろいろ考えていると思います。

一例として、こんな思考パターンがある、と。

 

(p.112-)

 一見、複数のことを同時に考えているように見える人は、情報を整理して、その課題を解決するまでのスピードが速いのです。だから、決して2つを同時に処理しているのではなく、ひとつずつ片づけているんですね。きっと。

 実はデザインをする際も、2つの要素を同時に考える必要があります。厳密に言うと、2つの間を超高速で行き来することで一定のバランスを保つ、ということですが。この2つの要素の正体は「右脳型デザイン」と「左脳型デザイン」です。

 「左脳型デザイン」とは文字通り、左脳的な思考判断によるカッコ良さのことです。機能性や価格といったスペックや、作り手のコダワリ、技術的な特異性、素材の希少性、ブランドにまつわる歴史やエピソードなど、数字や活字で理解することで感動する、そんな理論に裏付けされたデザインのことです。

 逆に「右脳型デザイン」は色やフォルム、材質など、見た瞬間に心の奥底に飛び込み、鳥肌を立たせるような、直感的なデザインです。自然現象などもこれに近いかもしれませんね。美しい夕焼けを見て感動するのにウンチクはいらないもんですもんね。

 多くのデザイナーがこの2つの系統のどちらかに種別できると思います。オランダや日本にはストーリーを巧みに組み立てていく左脳型デザイナーがたくさんいるし、圧倒的な造形力をいかんなく発揮するイタリア人デザイナーたちは右脳型が多いです。どっちが正解というわけではないのですが、自分の系統を把握しないままデザインしちゃうと、どこか、ちぐはぐとした「バランスの悪いデザイン」になっちゃうようです。

 自分はというと、前述したように、右脳型デザインと左脳型デザインの狭間を自由に行き来しながら、与えられた条件に応じてその配分をコントロールできるようになりたいと日々精進しています。つまり左右の両立です。ビールの「キレとコク」みたいなものですね。

 

いわゆる「右脳型」「左脳型」という類型化は、現在の脳科学では、根拠がないものとして否定されているようですが、言いたいことは分かります。

 

人間は、「論理」と「感情」で動いており、

  • 論理 → 左脳的、理屈
  • 感情 → 右脳的、直観

ということでしょう。

 

自分の場合に当てはめて考えてみると、デザインのセオリー(古典的な手法)を学ぶことは、「論理」面における強化であると、感じています。

また、いろんな作品を見たり、日常の風景の中に何か美しさを見出そうとする観察は、「感情」面を研ぎ澄ます、というかんじです。

 

何かを形造るとき、論理と感情の両面から、観察してみようと思いました。