読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

浜村拓夫(・∀・)作品集

頭の中にあるイメージを表現できるデザイン力が欲しいです(><)

PCCSトーンマップ

色の扱い方、分類方法の一つに「PCCSトーンマップ」というのがあります。

 

(参考)

日本色研事業株式会社 HomePage

PCCSのトーン
 
トーンは、明度と彩度の複合概念といえるものです。
色相の同じ系列でも、明・暗、強・弱、濃・淡、浅・深の調子の違いがあります。

この色の調子の違いをトーンといいます。

このトーンの色空間を設定していることが、PCCSの最大の特徴でもあります。
色相ごとに12種のトーンに分けられ、各色相からトーンの同じ色をまとめています。

明度の違いはあるものの、あざやかさ感の共通なグループができます。

色相とトーンで色を表す場合、例えば色相番号12(緑)で、ライトトーンの場合「lt12」と略記号で表します。

無彩色の場合には、白は「W」、黒は「Bk」、その他は明度を示す数字に「Gy」を付加して「Gy-6.5」と表します。

 

f:id:hamamuratakuo:20150607002222j:plain

 

COLOR KNOWLEDGE DIC Color Design, Inc.

「PCCS(Practical Color Co-ordinate System:日本色研配色体系)」は1964年に(財)日本色彩研究所によって開発されたカラーシステムです。

その名からもわかるように「色彩調和」を考えるのに適してます。

PCCSは、「色相」「明度」「彩度」の三属性で色を表す方法の他に、「明度」と「彩度」を融合した「トーン(色調)」という概念を持っており、「色相」と「トーン」の二属性で表すことができます。

「色相」と「トーン」によって体系化されたカラーシステムであることはPCCSの大きな特徴となっており、このシステムは「ヒュートーンシステム」とも呼ばれています。

 

f:id:hamamuratakuo:20150607062034j:plain

色相はHue(ヒュー)といい、心理4原色を骨格とした色相環になっています。

まず、円周上に心理4原色の「赤(2:R)」「黄(8:Y)」「緑(12:G)」「青(18:B)」を時計回りに配置し、その4色の対向位置にそれぞれの心理補色を置いて8色相にし、その間が等間隔になるようにさらに4色を補間して12色に、さらにそれらを2分割にして合計24色相となっています。

心理補色とは、ある色をしばらく見つめた後に、白い紙などに視線を移した時に残像として見える色のことをいいます。

 

f:id:hamamuratakuo:20150607062352j:plain

明度はLightness(ライトネス)といい、最も明るい白を明度9.5、最も暗い黒を明度1.0とし、その間を等間隔になるように16色の無彩色を挿入、0.5ステップの合計17段階になっています。

 

f:id:hamamuratakuo:20150607062448j:plain

彩度はSaturation(サチュレーション)といい、無彩色を0s、純色を10sとし、その間を知覚的に等間隔になるように分割し合計10段階になっています。しかし、10sは、色票では再現できない色のため、色票においての純色は9sとなっています。

 

f:id:hamamuratakuo:20150607063552j:plain

 

f:id:hamamuratakuo:20150607063607j:plain

 

f:id:hamamuratakuo:20150607063621j:plain

PCCSは、「トーン」という概念を持ち合わせているため、色立体のような三次元だけではなく、二次元で、三次元色空間を表記することが可能です。

こうしたヒュートーンシステムを応用した表示方法は、色彩調和を考える上で、大きなメリットとなっています。

この特性を生かし、多くの教材が用意されていることもPCCSの特徴です。

トーンは、「さえた」「明るい」といった形容語が設定されているとともに、英語の対応語が決められており、その略記号(トーン記号)でそのトーンを表します。

「トーン」の概念を使いこなすことは、色彩調和を考える上で大いに役立ちます。

 

f:id:hamamuratakuo:20150607064032g:plain

PCCSの色の表示方法は、「トーン記号」を使って二属性で表す場合と三属性をベースとした「PCCS記号」で表す場合の2種類がありますが、ほとんどの場合、トーン記号で表す方法が使われています。

 

★ トーン記号(二属性)で表す方法
① 有彩色:「トーン記号-色相番号」の順に表記
  例)v2(ビビッドのに)
② 無彩色:Gy-(グレイの略+ハイフン)を頭につける
  例)Gy-5.5(じーわい、ごーてんご)

★ PCCS記号(三属性)で表す方法
① 有彩色:「色相-明度-彩度」の順に表記
  例)2:R-4.5-9s(にあーる、よんてんご、の、きゅーえす)
② 無彩色:n-(ニュートラルの略+ハイフン)を頭につける
  例)n-5.5(えぬ、ごーてんご)

 

●まとめ

・PCCSは、「Practical Color Co-ordinate System」の略で、「日本色研配色体系」という意味。

・1964年に「(財)日本色彩研究所」によって開発されたカラーシステム

・カラーホイール(Color Wheel:色相環)を24に分割。

・「明度」(Lightness)と「彩度」(Saturation)を組み合わせた「トーン」(Tone:色調)という概念で、色を分類する。

・色味を表す方法として、通常「色相」「明度」「彩度」の三属性で表すところを、「色相」「トーン」の二属性で表すこともできる。

・PCCSトーンマップのグラフは、縦軸に明度、横軸に彩度をとって、対応する色相環を配置している。

 

輪切りのパイナップルが、たくさん並んでいるみたいな図ですね!